第24回内田樹読書会レポート

4月22日(水)に第24回内田樹読書会を行いました。
課題図書は「疲れすぎて眠れぬ夜のために」(角川文庫)。
参加者は男性7人、女性6人の計13人!初参加の方もいらっしゃいました!
今回も脱線に次ぐ脱線!

●それではエッセンスを少しご紹介。

★みなさん、どの「章」が気に入ったのでしょうか?挙手をお願いします。(重複OK)
・第1章(心耳澄ます)→3人 
・第2章(働くことに疲れたら)→6人
・第3章(身体の感覚を蘇らせる)→2人
・第4章→(らしく生きる)→2人
・第5章→(家族を愛するとは)→5人
・あとがき→1人

★一番挙手が多かった第2章(働くことに疲れたら)
《女性嫌悪の国アメリカが生んだサクセスモデル》というところから、アメリカ映画において女性の描き方は、常に怒っているイメージがあるという意見もあれば、1950年代の映画やテレビドラマはとてもしっとりと描いてあり、女性が怒っているイメージはないという意見も出ました。
さらに大ヒット映画「アナと雪の女王」の描きかたは、今までのディズニーにはない斬新な女性の描き方(ダブルヒロイン、恋愛を封印、戦うヒロイン像、姉妹愛など)で多くの女性の共感を得ている。
本書の中で、アメリカのキャリア女性の生き方をグローバルスタンダードにとらえ、日本の女性にあてはめようとしたことで日本の女性も疲弊しているのではないか?女性が男性と同じように働くこと、頑張りすぎることを誰か止めた方がいいのでは?という件。
・・・もうそんなに頑張らなくていいのでは・・・と思います!(参加者)賛成の意見あり!
内田先生曰く、「仕事のできる男性はへらへらしている人ほど質の高い仕事をしている」という件、共感できます!(皆が)しかし、女性はそのあたりが難しいとの意見も。
どうやったらうまく手を抜くことができる?
女性の城で働いていると別の意味で消耗してしまいます・・・・。

《ビジネスとレイバーの違い》について
レイバーとは誇りが内含しない「仕事」で「苦役」が伴うこと。
今の若い人は「レイバー」しか知らないと内田さんは言っているが、若い内に「レイバー」を積み重ねないとビジネスは出来ないと思う。
ビジネスは勝負の世界・・。勝負を楽しめる人はビジネスに行こうとするだろうし、それがわからない人は「レイバー」から逃れられないのでは?
クライアントと交渉するとき、クライアントの意見だけで仕事をしても良いものは出来ない。
反対に自分の言い分ばかり通しても納得できない。
クライアントとの話し合いの過程で、お互いが一番納得できる点を探りあてた時に、ものすごく勝利感を感じた。
そうなった時に初めてレイバー的な感覚からビジネス的な感覚になった。

《起業について》
日本の大学生は大変な思いをして就活をしているが、「起業」という選択肢はない?
そもそも、「起業」を大学で教えないし、大学側は卒業生を何人有名企業に入れたのかがステイタス。
アメリカでは有名大学で「起業」を教えるが、学生は自分の時間で、それを調べ、授業は、討論しビジネスを実践する場。
しかし日本の大学も徐々に変わりつつある?
元気で若い人が、SNSを使い、小商いで自分の周りを循環させるものを作っている。
儲けは少ないけど、達成感はある。
「起業」すると儲けは大きいけど・・・。
しかしピケティの理論では、起業しても98%は失敗するから、やはり大企業に就職した方が儲かる!とのこと。どっちが良いのか・・・?

★第5章(家族を愛することとは)
家庭の居間はパブリックの間!?それじゃあ気を抜く場所がないのでは?いやいやオヤジ臭くならなくて良いですよ。
妹とのコミュニケーションに悩む・・・。
愛していたら手を出しても良いか?について。子どもに手を上げるのは、子供の心に傷を残すのでダメだと思います。
手を上げるのではなく、説得して納得させるのが大切なことだと思います。
暴力で人の心は動かないと思います。
スポーツにおいて体罰が無くならないのはどうして?
厳しく叱ることで上達してきたからだと思います。でも、そこには師弟関係の中できちんと信頼関係が出来ているからこそだと思います。

★第3章(身体の感覚を蘇らせる)
突然ですが、P129に出てくる、「ハンカチ落とし」というゲームってみなさんやったことがあるんですか?
後ろにハンカチ落とすゲーム。それが身体感覚を研ぎ澄ますゲームなの?
背中に邪念を感じるようになる、人の気配を読むようになる、空気を感じるようになる・・・・
でも、背中に気配を感じるようになる能力なんて、全然必要ないと思いますが・・・・。
スポーツで必要なのでは?
スポーツは技術だから、練習で身につくと思います。
女性は必要なのでは?身に危険が迫った時、素早く逃げられるように・・・
携帯で話していれば良いんじゃない?
実は背中に気配を感じるってありましたよ。田植えをしているときに、背中に邪念を感じ、振り向いたら、蛇がこっちに向かってきていました。危機一髪で逃げましたけど!
それは、凄い。やっぱり必要な能力か・・・?

《ビジネスとレイバー》の違いでは、かなり熱い論議が!
銀座の一流ホステスさんは凄いビジネス力!とか、また《身体感覚》ではバスが曲がったことで、違うバス停だと気が付いて間違ったところに行かなくて済んだとか・・・でも後日談は、降りてから迷ったと言う落ち。
脱線に次ぐ脱線でまたまた内容の濃い読書会となりました!
内田樹先生の本をかなり読んできました!
次回の「内田樹読書会」は、ちょっと課題図書を違う方に変えて行うことになりました。
中島義道さんの「人生を半分降りる」です。
どんな読書会になるのか!楽しみです!

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