第5回カラコロ夕刻読書会 レポート

8月22日(土)午後7時半より、閉店後の今井書店殿町店にて「第5回カラコロ夕刻読書会」を行いました。
男性3人、女性10人の計13人の方にご参加頂きました。
今回はお店の現場スタッフも参加してくれました!
本に関する議題をカードに書いていただき、その中から興味を惹かれた議題について語り合うというスタイルをとりました。
おいしいお菓子の差し入れもあり、夏の終わりにとても楽しい時間となりました。

では内容をピックアップして紹介。

カード【読書感想文と読書感想ノート】
・小さいノートに簡単なあらすじと感想をつけています。
・エクセルの表で管理しています。「書名」「著者」「出版社」「ひと言感想メモ」
 本のブログを書くときにとても役立ちます。
・読書感想文の宿題がなかなか書けません。どうしたら書けますか?学校の課題図書に今一つ心が動きません。来年の参考にしたい。原稿用紙5枚も書かなくてはいけないです。
(一同ひえ~っつ!)
・ワンポイントメモが良いのでは?
・素直に感じたことを書く。
・選ぶ本が大切。自分が読みたい本の感想を書く。・好きな本を読んで感想文を書く。
・感想文で苦労したことが無いけれど・・・。「鬼平犯科帳」が大好きで、学生時代の卒論のテーマを「鬼平犯科帳」にして規定の量を大幅に超えて出した。「愛」と「思い入れ」で書いたので、それが大事!
・先生がどう思うかではなく、自分の思いで書く。
・学校図書館に漫画がおいてある。昔は無かったのに・・・。

カード【私の中で、あるマンガ再沸騰】
・映画「BORUTO-NARUTO THE MOVIE」を先日観に行きました。子どもの頃に読んだ「ナルト」は60巻以上のコミック本が出ている。その「ナルト」の息子「ボルト」が活躍する。成長し、子どもを持った主人公ナルトと、父親の後を追いかけるように成長する息子・ボルトを観て、ナルトの成長をずっと読んできた自分としては、とても感慨深いものがあり、親から子に繋がる漫画はこれ以上のものはないのでは?と思った。
・世代交代の漫画で凄い作品は他に「メジャー」や「ときめきトウナイト」もある。
「ときめきトウナイト」は魔界の話。
・良い漫画は親子2代で楽しめる。

カード【映画化されて良かった作品】
・「舟を編む」(三浦しをん・光文社)は映画と本のイメージが繋がってとても良かった。
・「永遠の0」(百田尚樹 講談社)が良かった。ドラマよりもやはり「映画」。岡田准一さんのイメージが本の主人公と重なって、凄い迫力に圧倒されました。
・ドラマ「鍵のかかった部屋」(貴志祐介・KADOKAWA)は、原作よりも面白かった。主演は嵐の大野くん。
・映画化じゃないけど、ドラマ「64」(横山秀夫・文藝春秋)が良かった。原作を読んでから視たけれど、主人公のイメージがピエール瀧さんと合っていたし演技も素晴らしかった。男社会の警察内部の事件にはとても興味がある。
【物語】「64」は、昭和64年に起きたD県警史上最悪の誘拐殺害事件を巡り、刑事部と警務部が全面戦争に突入。広報・三上は己の真を問われる。という物語。
「64」は、「半落ち」以降の横山さんの思いがすべて詰まった作品で、作家の魂が入り込んだ作品。読んでいるとき主人公の思いや言葉が体中に突き刺さりました。
・「半落ち」(横山秀夫・講談社)も感動しました。
原作の方は、警察・マスコミ・判事などそれぞれの目線で一つの事件が描かれ繋がってゆく。映画の方もそれぞれの目線で描いてはあるけれど、それが時系列で繋がり原作の特徴を生かしながら映画オリジナルの描き方がとても良かった。ぜひDVDで観て欲しいです。
・「半落ち」主演の寺尾聡さんの枯れ具合が原作本のイメージに重なりとても良かった。
【物語】「半落ち」は、ベテラン警察官が若年性認知症を患った妻を殺害する。3日後警察に出頭するが、空白の3日間について完全黙秘を貫く。この3日間に一体何があったのか?
警察、新聞記者、判事それぞれの立場から事件を描く、感涙の警察ミステリー。

カード【戦後70年にあたってオススメの本は?】
・「永遠の0」(百田尚樹・講談社)ですかね。映画も大ヒットしましたし。感動します。

カード【スポーツ小説】
・「2.43 清陰高校男子バレー部」(壁井ユカ子・集英社文庫)が面白いですよ。
1巻から3巻まで発売されていて、1巻と2巻は文庫になっています。はまりました。
【物語】ずばぬけた身体能力を持つがヘタレな黒羽と、圧倒的な情熱と才能ゆえに周囲との軋轢を引き起こす問題児・灰島を中心に、田舎の弱小バレー部の闘いが始まる!純粋で真っ直ぐな青春小説。
・『武士道』シリーズ(誉田哲也・文藝春秋)も面白いです。女子剣道部のお話です。

カード【村上春樹さんのおすすめの本は?】
・村上作品はあまり読んだ事はありませんが、先日「村上さんのところ」を読みました。
とても面白かったので、作品にチャレンジしたい。お薦めの本は?
・前に読書会で村上春樹さんの本はどこが面白くて何がおススメなのかを議題にしたことがありましたが、イマショの村上主義者がオススメしたのは、「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」(村上春樹・新潮社)でした。
「世界の終わり」っていう方と「ハードボイルドワンダーランド」っていう二つの話が交互に進むストーリーで面白いです。
・なかなか完読出来ない人がいるようで、読んだらハマる人とまったく読まない人で極端に分かれる。

カード【「火花」を読まれた方ご感想は?】
・お笑いが好きなので読みました。面白かったです。
・お笑いが好きなので、物語の途中で出てくる、舞台で漫才をやるシーンは感動した。でもラストはえっ?となりました。
・「お笑い」の凄い才能を持った先輩に対する主人公の微妙な心理の描き方が上手いと思ったし、共感できた。

カード【棚をつくる時テーマを決めて作られますか?】
・本屋さんが好きで、棚を見るのが好き。この本の隣にこれを並べるのか!?凄いなあと思う時があるので、どんな風に棚を作られるのか興味を持った。
・「文脈棚」という考え方があり、それに沿って作る場合もありますが、お客様に話を聞いてつくる場合もあります。
・「文脈棚」はジャンルに関係なくテーマに沿って棚を作っていくやり方で、例を挙げると「女性の棚」は恋愛⇒結婚⇒子ども⇒DV⇒モラルハラスメント⇒離婚⇒仕事など、女性に関わることで棚を作ってゆくというイメージ。
・お客様との会話の中で棚づくりのヒントが得られることもある。
・本の学校に新しく出来た「本の泉」が素敵ですね。

カード【貸出カード】
・図書館で本を借りたら、前の人が借りた本の貸し出しカードがはさまれたままの時があり、その履歴を見て、どんなひとが借りたのかなと想像することがある。
・それは個人情報の洩れにならないのか・・・・?う~ん・・・・。

話していると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
話し足りない方々が片づけまで手伝ってくださり、さらに話に花が咲きます。
本について話をするということがこれほど時間を忘れさせてくれるものだったとは・・・と改めて気が付きます。
次回の『カラコロ夕刻読書会』は10月に予定をしています。

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