花火に一生を捧げた、ある男の生涯。大島真寿美『空に牡丹』

『ピエタ』では美しきヴェネツィアを舞台に秘めた恋を綴り、ドラマにもなった『ビターシュガー』虹色天気雨シリーズでは大人の女性の友情を描いてきた大島真寿美さん。
今作は、意外にも明治のお話。
花火の美しさ、儚さに心奪われた男性の姿を描きます。
しかし、その男性、清助さんは「愛されキャラ」!
呑気で、粗忽で、でもなぜか愛らしいその人柄を、私も周囲の人たちに語りたくて、今うずうずしています。

何をしているのかわからない。色んな人に迷惑かけまくっているのに、「あいつのやることだからな…」と許されてしまう。
そんな愛すべき親戚のおじさんを思い出した。
花火に魅せられ、花火に一生を捧げた主人公、清助の一途さに嫉妬すら覚えてしまう。
消えてしまった花火の余韻を楽しむように、詠み終えた後もしばらくは、この物語の世界に浸っていたい。(吉成店 文芸書担当)


soranibotan時は明治。花火に心奪われた男の生涯
私のご先祖様には、花火に魅せられて生きた静助さんという人がいる。
親族みんなが語りたくなる静助さんのことを、私は物語にすることにした――。
時は明治。江戸からそれほど遠くない丹賀宇多村の大地主の次男坊として生まれた静助は、村人から頼られる庄左衛門、母親の粂、腹違いの兄・欣市と暮らしていた。
ある日、新し物好きの粂と出かけた両国・隅田川で、打ち上げ花火を見物した静助は、夜空に咲いては散る花火にひと目で魅了される。
江戸の有名な花火屋たちは、より鮮やかな花火を上げるため競って研究をしているという。
静助は花火職人だった杢を口説き落とし、潤沢な資金を元手に花火作りに夢中になるが、次第に時代の波が静助の一族を呑み込んでいく–。

■空に牡丹
著者: 大島真寿美
出版社: 小学館
価格: ¥1,500(税別)
ISBN: 9784093864190
発売日: 2015年9月

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『空に牡丹』 大島真寿美 小学館 ¥1,500(税別) ISBN:9784093864190

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