- Home
- 『デハニ』刊行記念 よしととひうた インタビュー
『デハニ』刊行記念 よしととひうた インタビュー
- 2013/10/23
- IMAI meets
一畑電車を題材にした『デハニ』を出版された、「よしととひうた」のおふたり。
紙芝居作家/紙芝居師「よしと」さんと、ソングライター「ひうた」さんが紡ぎだす紙芝居と音楽の「ライブペーパーストーリー」は、これまで山陰は元より、全国の子どもたちを笑顔にしてきました。
子どもたちに愛されるその魅力を、今回は解き明かしてみたいと思います。
★本の学校今井ブックセンターリニューアルオープン1周年記念イベント「祝!『デハニ』発売! よしととひうたライブペーパーストーリー」2013年11月4日
|世界で活躍するマルチなアーティストになることです!
【よしととひうたに23の質問】
Q1:最近買ったものといえば?
よしと(以下「よ」):VANSの黒のスニーカーです。
ひうた(以下「ひ」):リベレという洋服屋さんでニットを買いました。
Q2:いまハマっていることは?
よ:昭和レトロなイラストです。
ひ:小4の娘が歌うaikoの歌です。
Q3:大好物は?
よ:刺身と、ワイフの作る唐揚げです。(笑)
ひ:ボクは、甘いものです。
Q4:自分のお気に入りグッズは?
よ:セカンドというブランドのドット柄のシャツです。
イマイブックス(以下「イ」):ステージ衣装ですか?
よ:私服です。
ひ:相方のよしとの描いてくれた絵です。
よ:おぉー!
Q5:最近、秋を感じた出来事は?
よ:この前、実家からカニが届いたので秋だなぁ~と
ひ:ボクは栗ごはんを食べた時ですね。
Q6:お忙しいおふたりですが、OFFの楽しみ方は?
よ:子どもたちとブランコで遊ぶことです。
ひ:子どもと温泉に行くことです。
Q7:どうしても苦手なことは?
よ:はい、営業とスケジュール管理です。
ひ:大勢の人の前で話すことです。
一同:えーー!?(爆笑)
|「こだわらない」というこだわりを持つ
Q8:今一番行きたい場所は?
よ:イギリスのエディンバラってところです。
ひ:最近、秋田に行きたいなぁ~と
Q9:自分の好きなところは?
よ:大事なことも忘れるけど、嫌なことも忘れるところです。(笑)
ひ:整理整頓が好きなところ
Q10:自分の直したいところは?
よ:人と話すのが苦手なところ
ひ:自分に甘いところです。
Q11子供の頃の夢は何でしたか?
よ:ロケットのパイロットです。
ひ:大工さんです。
Q12:好きな言葉は?
よ:つまづいたっていいじゃないか、にんげんだもの
ひ:「こだわらない」というこだわりを持つ
Q13:ストレスが溜まったときにすることは?
よ:じゃがりこを食べながらひたすらマンガを読む!
ひ:ひとりで温泉に行く
Q14:最近「No!」と思った出来事、嫌だったことってありますか?
よ:子どもが「よしととひうたより、ロケットくれよんがいい」って言ったことです。(笑)
一同:(爆笑)
ひ:最近、知らない人から大量の間違い電話がかかってくること!今日もありました!
「違う」って言ってるんですけどね
Q15:1日だけ入れ替われるなら何になりますか?
よ:ラッコ
ひ:中1の息子になって中学校に行ってみたいです。
Q16:ひとりぼっちの夜を支えてくれた歌…1曲挙げるとしたら?
よ:ハナレグミの「家族の風景」
ひ:ザ・ブルーハーツの「終わらない歌」です。
Q17:フェイバリットアーティストは?
よ:フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサーという人ですね。
イ:誰ですか?(笑)
よ:あのー(笑)絵描きですね。
ひ:ボクは、斉藤和義です。
Q18:初めて買ったCDは?
よ:ウルフルズです。
ひ:ZIGGYってバンドです。
Q19:影響を受けたコミックは?
よ:『珍遊記』っていうマンガですね。漫☆画太郎っていう、すごい絵を描いてるんです。(笑)
ひ:『ツルモク独身寮』です。
Q20:尊敬している有名人は?
よ:相田みつをと原田泰治です。
ひ:ワタナベミツオっていう、…ボクのおじいちゃんです(笑)
Q21:これから挑戦してみたいことは?
よ:エディンバラ国際フェスティバルという最高芸術育成の祭典で5つ星を取って、世界で活躍するマルチなアーティストになることです!
イ:すごい!明確ですね!
ひ:…富士山登山です(笑)
一同:(笑)
イ:それ、私も挑戦してみたい!一緒に行きますか?
Q22:今、何に恋してますか?
よ:双子ちゃんと娘です。
ひ:デハニです(笑)
Q23:自分にとってライブとは?
よ:ボクとみんなを繋ぐコミュニケーションの勉強の場というか、大切なものを教えてくれる場所です。
ひ:生きることです。
|ギャラリーを借りて個展をしていたんですよ。
イ:いつも楽しいライブで私たちをワクワクさせてくれるおふたりですが、そもそもおふたりの出会いというのは?
よ:県外から帰ってきて、最初にギャラリーを借りて個展をしていたんですよ。そこのス
タッフで1日だけひうたがお手伝いをしていて、そこで知り合いになったのがきっかけで
すね。
イ:それは何年前のことですか?
よ:えーっと、9年前?
ひ:2005年だよね?2006年から「よしととひうた」の活動を始めたからその前だよね。
イ:結成が2006年。そうすると今年で結成7年目ですね。10年ももうすぐそこですね。山陰はもちろん、全国各地を飛び回っていらっしゃいますが、今年行った一番遠いところってどこですか?
ひ:遠いとこ…北海道。今年1月に行ってきましたが、また今月も行ってきます。
よ:年に2回も呼んでくれてるってすごいね!
イ:去年の終わりに、1年間のライブの本数をお伺いしたら200本とおっしゃってました。今年もそのくらいのペースですか?
ひ:今年は少し減って、170本ぐらいだったと思います。
イ:では、30本減った分の時間は、『デハニ』をはじめ、お二人の制作の時間に活かされてるんですね。
ひ:そうですね、活かされてますねぇ~。
よ:双子を育てる時間に(笑)
一同:(爆笑)
|バタデン展があった年なんですよ
イ:これまでライブで披露して、練って練られた紙芝居が絵本になるというスタイルで活動されてきましたが、今回の『デハニ』は絵本としては何作目ですか?
ひ:「よしととひうた」としては4作目の作品です。
イ:『デハニ』はおふたりのライブではいつも最後の曲で、一番盛り上がる曲としてファンのみなさんにとってはおなじみなんですが、『デハニ』自体は、ライブではいつ頃から演ってらっしゃいますか?
よ:えー!?(悩む)
ひ:結構前からですよね。いつだ?えーっと…
よ:あ!そうか!RAILWAYSが始まったくらい!
ひ:バタデン展があった年なんですよ。
よ:2009年!?
ひ:(スマホで調べる)2009年には(営業運転は)終了しましたって書いてある。
よ:映画しとる時にはもう走ってなかったよ。
ひ:じゃ、もう少し後かもしれない…2010年?
※IMAIBOOKS注:デハニのさよなら運転は2009年。島根県立古代出雲歴史博物館で催された『特別展「BATADEN~一畑電車百年ものがたり~」』は、2010年4月23日~7月4日まででした。
|ずっと、持っていて欲しい
イ:私たちもここ数年ライブに行く度に必ず『デハニ』の曲は見ていて、すごく盛り上がるし、3年ぐらいはずっと見ている気がしますよ。ファンのみなさんからも、『デハニ』の紙芝居を絵本にしてほしいという声もあったと思うんですが、絵本作りは具体的にいつぐらいから取り掛かったんですか?
よ:『デハニ』の本作りは…2ヶ月ぐらい前?
ひ:もうちょっと前。今10月でしょ?動き始めたのは…結構かかったんじゃない?
3ヶ月、4ヶ月くらいかかったと思う。
よ:そんなにかかったっけ?すぐにできたような気がする。
ひ:(取り掛かったのは)6月くらいですかねぇ。
イ:ライブ活動もやりながらの中で、絵本の制作はどんな感じで進むんですか?制作の段階でページ送りがどうとか、いろいろ試考錯誤もあると思うんですけど、難しかったこととかありましたか?
よ:ボクは色ですね。
イ:やっぱり原画とどうしても色が違ってくるんですね。
よ:あと、文字の配置で、紙芝居は文字が入ってないのでそのままやってるんですけど、
絵本にするとやっぱりどうしても文字が見やすいように若干修正してるんですよね。
星とか消したりして、文字を載せるようにしたりとか、ちょっと絵本仕様になってます。
イ:じゃ、絵本用は別なんですね。
よ:最後の1枚(1ページ)だけは絵本用に描いてるんで、これはぜひ買ってから見て欲し
いです。
イ:あ!ホントですか!?じゃあそれは、紙芝居にはない絵本オリジナルの1枚ということですね。今回、これまでの絵本と違ってA5版サイズのかわいい大きさになったのは意図するところがあったんですか?
ひ:A5サイズになったことと、今回初めてハードカバーにしました。
これは、今の子どもたちが大きくなって、大人になって子どもが生まれた時に、ずっと、こう、持っていて欲しい思いとか、どこでも持ち歩ける、子どもたちが持って外に出かけられるサイズかなと思って。
イ:なるほど。歌うように読み進められる1冊ですので、子どもたちにぜひ歌いながら読んで欲しいですね。
ふたり:そうですね。
イ:では、お二人から新作『デハニ』の紹介を、それぞれひとことずつお願いします。
よ:『デハニ』は本当にシンプルなお話で、ただ電車が走るというお話なんですけど、その走る中にボク的には宇宙に行ったり、海に行ったりという「夢」を詰め込んだつもりなので、それを見て純粋に楽しんで欲しいなと思います。
ひ:本当に、この、ワクワク感、楽しさをすごく大事にした作品なので、ぜひ楽しみながら読んでもらいたいなと思います。歌いながら楽しんでもらえたらな。
イ:そうですね。では、年末に向けて益々これからもライブがお忙しいと思いますが、いつもライブに来てくださっているファンのみなさんにひとことずつお願いします。
よ:みんな、愛してます!
ひ:ぜひ、またライブに遊びに来てください!
イ:今日はお忙しいところありがとうございました。
【プロフィール】
紙芝居作家/紙芝居師「よしと」とソングライター「ひうた」による紙芝居と音楽のコラボレーションライブ「ライブペーパーストーリー」現代版新感覚紙芝居です。
2006年夏、活動開始。山陰を拠点に保育園、幼稚園、小学校、美術館、カフェ、保育士研修など全国各地で年間200本近くライブを展開しています。絵と音楽を通して生まれる笑顔のコミュニケーションを大切に活動をしています。ライブは、一緒に歌ったり手拍子したり、クイズを出したりする参加一体型のライブです。みなさん是非一度体験してください。
よしととひうたホームページ http://yoshitotohiuta.net/
【よしととひうた著作】