日本茶入門ワークショップ イベントレポート

10月4日に本の学校今井ブックセンターにて、「日本茶入門ワークショップ」を開催いたしました。

講師の御2人

講師を務めてくださったのは、大山でお茶農家を営まれている『井上青輝園』の井上隆治先生と奥様のお2人。
初めてということで、少し緊張気味のお2人でしたが、熱心にお茶のお話をして下さいました。

私たちが普段よく口にする煎茶は「浅蒸し茶」というお茶だそうで、今回はその「浅蒸し茶」と「深蒸し茶」の2種類を飲み比べてみました。生茶葉から煎茶を造る工程での「蒸し」の時間が長いお茶を「深蒸し茶」というのだそうです。

まずは深蒸し茶の方から。

深蒸し茶

おお・・・深い緑色。参加者の方からは「甘い!」と驚きの声が。
ちなみに深蒸し茶に適した温度は70℃以下、それ以上の温度だと苦味が出てしまい、美味しくなくなるそうです。そして1回入れるごとにお茶を出し切り、急須の中で片寄ったお茶葉は必ず平らにならして2回目をいれて下さい、とのことでした。

浅蒸し茶

そして次が浅蒸し茶。こちらは鮮やかな黄緑色!深蒸し茶とは全く違いますね~。このとき、なんとお茶菓子に出してくださったのがクリームチーズ!チーズの濃厚な後味も、お茶を飲むとすっきとした後味に。お茶を頂くたびに新たな驚きを体験したワークショップでした。

約1時間半の間、お2人はお茶へのこだわりや、地元で茶葉を育てる際のご苦労を、笑いを交えてお話しして下さいました。
参加された方も「難しい作法のお話かと思っていたけれど、どう美味しく飲むかを、楽しく聞かせて貰いました。早速家に帰って試してみます」と仰っていました。
地元のお茶を地元の人たちに広く知ってもらいたい。井上先生のメッセージは、皆さんにしっかり伝わったようでした。

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