『ばんとう』松本薫が描く、教育狂人と呼ばれた男の苦難と感動の人間ドラマ

教育狂人と呼ばれた太蔵の苦難と感動の人間ドラマ
この物語は地方創生に向かう勇気と希望を与えるものになるだろう

鳥取県立鳥取中央育英高等学校は、平成29年秋に創立110周年を迎える。
創設者は豊田太蔵。
明治の文明開化から山陰が取り残されたのは、ひとえにこの地域に優秀な人材がいなかったからだと、太蔵は私財を投げ打って学校開設に奔走した。

小説家・松本薫が、幕末の動乱期から鳥取県が島根県に併合された歴史、さらに、この時代に活躍した大庄屋・武信佐五右衛門と武信潤太郎、薩摩の英雄・西郷隆盛などを登場させながら、教育狂人と呼ばれた太蔵の苦難と感動の人間ドラマを描く。
太蔵の高い志は、今も在校生や卒業生、地域の人々の心に連綿と伝えられている。
少子高齢化と人口減少のなかで悩み苦しむ、鳥取県をはじめとする地方の人々に、この物語は地方創生に向かう勇気と希望を与えるものになるだろう。

私が推薦!
鳥取県知事 平井伸治


郷土の未来を切り拓く理想を燃やし、私財を投げ打って学舎を起こした豊田太蔵翁。
国が栄える根本は教育にあると説き、唱え続けた「克己」の校訓は今日なお受け継がれている。
人づくりへの並々ならぬ情熱。
教育狂人と慕われた傑物。
地方創生と人づくりに挑む山陰を生きる私たちの胸に、太臓の生き方は重く響く。

読了した私の心に過ぎったのは、「到底真似出来ない」という畏怖の気持ちだった。
荒波のような時代の中でも教育への情熱を絶やさず、ついには中学校設立を成し遂げる。
これぞまさに、「一生の仕事」。
1人の県民として、またひとりの社会人として、その熱き思いを少しでも引き継いでいきたい。
また、幕末に建設された反射炉や砲台など史実に沿った描写も多数あり、鳥取県の歴史を知るきっかけとしてもお勧めしたい。(本の学校スタッフ)

■ばんとう -山陰初の私立中学校を作った男-
著者: 松本薫
発行: 鳥取県立鳥取中央育英高等学校同窓会
発売: 今井出版
価格: ¥1,650(税込)
ISBN: 9784866110806
発売日: 2017年9月7日(予定)

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書名
『ばんとう-山陰初の私立中学校を作った男-』 松本薫 鳥取県立鳥取中央育英高等学校同窓会・今井出版 ¥1,500(税別) ISBN:9784866110806

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