第2回 ご縁が繋がる読書会 レポート

11月10日(金)に出雲イオンモール2F今井書店アレアカフェスペースで、第2回ご縁が繋がる読書会を行いました。
今回も本や映画についてのフリートーキング形式で行いました。男性3人、女性7人の計10人で閉店時間ぎりぎりまで語りあいました。

ではトピックスです。

参加者のみなさんに面白そうと言われた本が、ミシマ社「うしろめたさの人類学」。
著者は松村健一郎氏。エチオピア農村や中東の都市でフィールドワークを行う。その過程で世の中のおかしな点に気づいた。貧困な国もあるのに、日本人こんなに贅沢でいいのかな?みたいなうしろめたさを感じる。職場や学校でも。「うしろめたい」っていったい何だろう?という疑問に真正面から向き合った本。勇気をくれる本。

ページをめくるときれいな花のイラストで心が癒されると紹介されたのは、技術評論社「野の花だより」(池内紀/文 外山康雄/イラスト)。日常でゆっくりしたいとき、なんとなく開いてしまう本だそうです。手作りの絵ハガキも作っているそうです。

新曜社「悲愛 あの日のあなたへ手紙を綴る」金菱清編を紹介されたのは、病魔と闘っている友人から勧められた本なので、とのこと。内容は、東日本大震災で亡くなった人たちへ遺族が手紙を書いた。その手紙をまとめた本で、読んでいると心に迫るものがあり、自分自身も病気になった時に、元気を与えてくれたそうです。若い人に読んでもらいたいとのことです。

元出雲市長だった、岩國哲人さんが絵本を出版されました。講談社「おばあさんのしんぶん」です。これから、道徳の教科書に載るそうです。すごいことですね。と教えて頂きました。

素敵な絵本の紹介もありました。ショーン・タン「アライバル」。絵のみで文字はありません。でもどんなお話なのか絵をみているだけでわかります。美しい原書での紹介でした。日本語訳のものもあります。また、同じ著者の「ロスト・シング」は少年とヘンテコな生き物との触れ合い。少年にしか見えないその生き物は、自分の居場所を見つけるため旅をしている・・・。大人向けの絵本で、ふだんの何気ないことが大切だと気づく。見ているととても癒される絵本です。

大人も子どもも読んで嬉しい絵本「どんなに君が好きだかあててごらん」は、親子で、兄弟で、ちょっと照れくさいけど、恋人同士、夫婦でも読み聞かせあいながら優しい気持ちになれる絵本。プレゼントにもらったらドキドキするかもしれませんね。

今回は絵本の話でとても盛り上りました。

それと出雲のイベント情報(国際交流、移動図書館、など)も教えて頂き、今後は参加していきたいなと思いました。

20代~30代の若い参加者さんと60代以上のシニアの参加者さんとの読書を通じての語らいでとっても勉強になったとのことです。

次回の「ご縁が繋がる読書会」は3月開催を予定しています。

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