第3回 ご縁が繋がる読書会 レポート

3月9日(金)に出雲イオンモール3F今井書店アレア店カフェスペースで、「第3回ご縁が繋がる読書会」を行いました。
今回も本や映画についてのフリートーキング形式で行いました。男性1人、女性6人の計7人で閉店時間ぎりぎりまで語りあいました。
シニア層と若い方の参加が半々くらいで、年齢差を超えた話が聞けて非常に参考になります。

ではトピックスです。

地域ボランティアで様々な活動をされている女性の方は、本の周辺の情報収集はもっぱら新聞・雑誌。その切抜きを集めたスクラップ帳を見せて頂きました。
みなさん、素晴らしい!と絶賛。
新聞の広告は「貴重」ですよ~。
その中から一点紹介があったのは、出雲市の小学生の女の子が絵本を出版したと言う記事。
文芸社主催のえほん大賞に応募。見事大賞を受賞した「私は本です。」(たねももせ 文芸社刊)が発売。注目です。(3月15日発売)
また、「おててえほん」から幼稚園で手遊び歌が流行っているとのこと。

司書の女性の方が紹介してくれたのは、コミック「ARIA 完全版 全7巻」(天野まりえ 講談社)。
火星に移住した地球人のお話。未来が舞台のSFファンタジー。ベネチアを模した街で暮らす人々の日常。心が癒されるストーリー。
観光案内人の女の子が主人公。アニメ化され音楽も素晴らしい。
特に4巻目に描かれるセリフ、「今を楽しめるのは今だけよね」という言葉に心を鷲掴みにされたそうです。

漫画と言えば・・・・。幼稚園年長児に言葉でお遊びする企画で「百人一首」を10個覚えるということをやり、今映画化で話題の「ちはやふる1~35」(末次由紀 講談社)を読んだら、ものすごく面白かったそうです。漫画というものを初めて読んだとのこと。
幼稚園年長児は、「百人一首」をすっかり気に入ったそうですよ。
今や何でも「漫画」ですね。80年前の子供向け哲学書「君たちはどう生きるか」も漫画で甦り、いまや200万部の大ベストセラーです。

初参加の若い女性の方は、村上春樹さんの本を読むそうですが、不思議だなと思い、理解が追い付かない時に、ハルキ本の解説をブログに挙げているサイトがあり、それを読んで理解を深めるそうです。
「あ、そういうことなのか」と納得して読むと共感できたり、登場人物の思い、さらに著者の意図がわかってくるそうです。

本を読むってそういうことですよね!と合いの手が入りました。ほんとにそう思います。

松本清張とか好きですけど・・・推理小説ですから・・・・。何も考えずに読んでいるのかな~?
推理小説でもミステリーでも、最近の作品はきちんと社会的背景も描かれて、その理不尽さに怒りを覚えたり、感動して泣いたりします。考えさせられることはたくさんあります。

自費出版で素敵な本があります。冊子「かんべの里の二十四節気・七十二候」。著者はかんべの里の館長さんです。自然と親しむ日本古来の生活の良さが写真で紹介されています。
(山陰中央新報で紹介されています。)

今回唯一の男性参加者さんが紹介されたのは、森下裕子さんの「こいしいたべもの」(文春文庫)。
可愛いイラストと素敵なエッセイにとても心が癒されますとのこと。

絵本の読み聞かせをされているシニアの女性の方から言われたのは、「絵本は人生で3回読む」のだそうです。どういう意味かわかりますか・・・?

などなど、その他みなさんから小さい時の読書の思い出話が出ました。小学校の時、お昼休みに先生に「レ・ミゼラブル」を読んでもらった。大人になった今でも心に残っている。
「秘密の花園」と「シャーロック・ホームズ」にはまり、いつかイギリスに行くと心に誓い、大人になって夢をかなえたことなど。夢って叶えようと強く思ったら、叶いますよ!と励まして頂きました。

本の話も楽しいですが、年齢を重ねた方々の言葉は重いです。とても参考になります。
励まされます。今回もとても楽しい会でした。

次回の「ご縁が繋がる読書会」は7月に予定しています。

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