第23回カラコロ夕刻読書会レポート

8月18日(土)午後7時より、TONOMACHI63で「第23回カラコロ夕刻読書会」を行いました。
男性1人、女性4人の計5人の方が参加。
今回のテーマは「面白いけど怖い本、怖いけど面白い本」です。夏の夜に怖い話をしたら・・・・。

ではトピックです。

いつも参加してくれている女性が紹介してくれたのは、桐生操さんの本。
ヨーロッパの怖いお話を紹介されている作家さんです。
今回は「世界ミステリーツアー」(福武文庫)。世界中の怖い話や場所を紹介。
中世ヨーロッパの暗部や陰謀など。
その他、アフリカ・中南米の遺跡、雪男イエティ、UFOの話も紹介されています。
米澤穂信「インシテミル」(文春文庫)は、閉ざされた空間に集められた人たちが1週間、報酬をめぐって殺し合うサバイバル小説。怖いけど面白いです。
北林一光「ファントム・ピークス」(角川文庫)は、ヒグマが人を襲う怖い物語です。人と自然の共存を考えさせられました。
ネットホラー作品で「「スマホの中に悪魔がいる」(集英社みらい文庫)は、中高生向けにスマホの恐ろしさを描いた本です。
短編集ですが、ほんとに背筋が凍る話ばかり。中高生には読んでほしいです。
(今度映画になりますが、志賀晃『スマホを落としただけなのに』(宝島文庫)もスマホの怖さ描いています!)
最近おススメのコミックで芥見下々『呪術廻戦(1)』(ジャンプコミック)高校生が呪術師となって呪いと戦うストーリー。
この作品はキャラ萌えします!!

読む本の量が半端ない女性が今回おススメしてくれたのは、千葉公慈『知れば恐ろしい日本人の風習』(河出書房新社)。
童謡、実は怖いらしい。ゆびきりげんまんは指先霊魂説で命懸けの約束という意味です。
「いきはよいよい帰りはこわい」の「なぜ帰りは怖いのか?」の真実が書いてある。
など日本に古くから伝わる風習、行事、童謡、昔話に隠された「恐怖」の謎を解く本です。

この読書会初参加の女性が紹介してくれたのは、百田尚樹『幸福な生活』(祥伝社)。短編集。
一見幸福そうに見えるけれど、人間の嫉妬やドロドロとした感情が描かれていて、結局人間が一番恐いなと感じる本でした。

映画の話もありました。山田太一監督の「異人たちとの夏」。
中年にさしかかった男が道でばったり死んだ両親と出会い、ひと夏をともに過ごす。考えたらちょっと恐いけど、でもなんだかほっこりする話です。

今ブレイク中の映画、「カメラを止めるな」を見た男性が、その映画を絶賛。
ゾンビが出てくる話。あまり話せないけど、とにかく面白いので劇場で観てね!とのことです。

今回は参加者が少なかったので、司会者も本の紹介をしました。
我孫子武丸『ディプロトドンティア・マクロプス』(講談社)。京
都を舞台にしたハードボイルド作品。探偵を襲った悲劇!巨大化したカンガルーが京都の町を蹂躙!なぜそんなことが!?次々と起こるとんでもない展開が面白くて怖かった!
下村敦史『真実の檻』(KADOKAWA)は冤罪の怖さと司法の歪みを描いた作品。
ある日、突然身に覚えのない事件で警察に連れていかれたら・・・・想像すると怖いです!
芦沢央『火のないところに煙は』(新潮社)。
夫の人格が変わる、隣人の行動が狂気に満ちている・・・。
その人たちの話をよく聞いていると、ある一つのキーワードに辿りつく。
心がざわざわするような怖さ。
フィクションなのにノンフィクションのようなリアルさがある。
この本は本当に怖いです。

8月15日は終戦記念日で、テレビでは太平洋戦争特集をやっていました。
NHKで放送された「ノモンハンの真実」はかなり衝撃的な内容だったので、そんな戦争の話も少し出ました。

様々な本の紹介がありましたが、目に見えない何か・・・も怖いけれど、人間の心の奥にある闇みたいなものも怖いですね。という意見がありました。

そして、怖い話をしていたとき、誰もいない2Fから物音がしたのですが、気のせいだったのでしょうか?誰もがハッとして「ひゃ~っ」という悲鳴が・・・
参加者さんに、今日はこのお店が一番恐かったですね~と言われてしまいました。

次回のカラコロ夕刻読書会は、10月の予定です。

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