第64回本の学校読書会レポート

8月29日(水)に第64回本の学校読書会を行いました。
課題図書は、久しぶりに内田樹先生の本を課題図書にしました。内田先生の最初の単行本を文庫化した作品。男性5人、女性5人の計10人で話しました。

課題図書:内田樹『ためらいの倫理学』(角川文庫)
内容は、ためらい逡巡することに意味がある。「戦後責任」「愛国心」「有事法制」等々様々な問題をどう考えるのか?フェミニズムや男らしさの呪縛をどう克服するか?原理主義や二元論と決別する「正しい」おじさん道を提案する知的エッセイ。

それではトピックスです

「内田先生の本を初めて読みました。すごいです。惚れてしまいました!」「自分の考えを絶対的な力でもってぶつけてくる知識人が多い中、そうでないところが良かった」「あちこちに喧嘩を売っているところが好き!」「批判を覚悟で喧嘩を売っているところが凄い」という意見があるなか、「他人の意見や考えとの対比で発言しているとこが無理」「相手よりも自分が上だと思っている」「同じ土俵で戦っていない。」「納得できるところもあるが、対比が大きすぎて受け入れられない」という意見もありました。

物事の考え方がわかっている方なのではないかと思いました。ある事柄の結論に至るために、一次資料により事実に近いものを積み重ねて、飛躍せずに「だからこうなるんだ」という思考になっていると思いました。
ただ、一つの事柄について言うのが多すぎる。
上野千鶴子さんは勝ち組(自分の言っていることが正しい)思考。それに対する内田先生のツッコミがとても気持ち良い!しかし・・・上野千鶴子さんに内田先生は勝てるのか・・・?
男性は抗うことが出来ない・・。
内田先生は普通のおじさんと違う。それがわかるおじさんがいたとは!?やはり子育てをしたことで、多面的に物事が見られるようになったのか?

今回のこの本についての内田先生の意見に異論はないが、もっと語って欲しかった。
例えば「戦争」について。
「戦争」そのものよりも「論理の構築」についての批判。

カミュやカフカの作品は観念的なものを楽しむ。

男女の強さは、社会的背景が決めるものだと思う。(今は平和だから・・・)
戦後から女性の発言力が強くなったと思う。
しかし、今の資本主義は女子に媚びていると思う。(男性主張!)

様々な問題が取り上げていて、興味のある部分に話が集中しました。
でも最後の「資本主義は女子に媚びている」という発言に参加者さん全員うなずいていました。

9月の読書会は、今話題「友だち」についてです。

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