第19回内田樹読書会レポート

10月30日(水)に第19回内田樹読書会を行いました。
テーマ本は、「街場の共同体論」。
男性8人、女性5人の13人で語りあいました。老若男女が参加!若者から年配の方々に鋭い突っ込みもあり、大いに盛りあがりました!

●それではエッセンスを少しご紹介。
『街場の共同体論』編集者との対談形式の本です。

★「父親の没落と母親の呪縛」
・父親が家族にとってどういう存在なのか?前に語っていたときと印象が違った。
・戦前、戦後間もないころの父親は存在意義があった。今は・・・。
・どこかで読んだことが多い。しゃべりつくしちゃった感あり。
・学習努力をいかに合理的(平たくいうとサボる)にやって卒業するか、またそうした子どもは賢いといえるのか?教育現場に経済や効率のものさしを当てるのはおかしい。
・教育者としてやるべきことができていない。(前回の授業参観のくだり)
・親が学校に口を出し過ぎ?消費者やクライアントではない。学校に任すときは任す。
・学校現場、教育、経済どれもガタガタ!

★母親と娘、父親と息子の関係
・最近の母と娘の関係は共依存!独身娘に母親がべったりというケースが痛い。
・母親との関係に悩んでいる娘が多い。(友達みたいな関係、墓守してほしい・・・)
・母親の育児戦略は弱者デフォルト「あなたは自分で思っているほどの人間じゃない、高望みは駄目よ」傷つかないよう保険をかけて育てる気持ち、ワカルカモ・・・
・ハリウッド映画を観ていていると、子どもに愛されない父親の姿ばかりが目立つ。日本だけじゃない「父親」の危うさ。
・昔の、何を考えているのかわからない父親像「ブラックボックスな父」それでも畏怖の念があったよね。現代の父親はみんなが何を考えているのかわからない(笑)開けてたら収拾がつかないブラックホール!?
・ちなみに、夫と妻 財布はどっちが握っていますか?はーい。
→既婚の男性陣ほぼ全員「妻」!(ざわつく未婚の男子・・・えー、えー)
・家族で大きな目標がある場合、財布は一つってパターン?(家を買うとか、車を買うとか、年に1回家族旅行行くとか)それは・・・80年代のバブルを引きずっているステレオタイプではないですか?(さらにざわつく未婚男子たち)
・熟年離婚が増えている要因は、ズバリ「年金」。
・「80年代 消費のルールが変わった」。経済が成長していく過程で家族解体が進んだ。家族を解体することによって消費者を産んだ、この件、納得。
・アイデンティティを家族で共有しようとする中で、主導権が「妻・母親」に移った。

★教育、学校現場
・現在の学校教育 コンビニ店員化する教師。
教育を「商品」として売る?これは馴染めない。
・子どもの教師に対する態度が変わった。尊敬という概念はない。塾と同レベルの認識。
・教育と経済活動が同じで良いのか?
・今の子どもたちは、学校や授業を休んでも平気。「もう何日休んでも欠点にならない」発言に違和感。昔はちょっとでも休むと穴があいたような気がして嫌だったのに・・・・。昔の子どもはまじめだったというか、授業に遅れる危機感があった。
・でも…今のカリキュラムでは高校の全ての学問を習得するのは無理。テストに出やすいところが基準になっている。
・大学は就職のための予備校と化している。学びの場といえるのか?
・学問だけでは食っていけない・・・。そもそも食うために学ぶの?
・大学4年は必要か?→じゃあ2年で社会人になる覚悟はできる?甘い考えだけど、猶予は4年あったほうがいい
・文学部、最終的に何が出来るの?実社会ですぐ役に立つもの?その問いさえも矛盾。

★今の若い人は何に興味があるの?
・アイデンティティ→個性→自分は何がしたいんだろう?見つけようとしなければみつからないの?「これがしたい!」ありきじゃない。
・面白い経験をしよう、人と違うことをやってみようとは思う(英会話とか・・?)
・人と違うこととはする→母親の考えに置き換えると「変態」?「逸脱」?
 如何に逸脱せず育てるか、保険をかけなければ心配。
・子どもは、とりあえず一人で暮らして人生ままならないということを経験した方が良い。
・一人暮らしした結果、親のありがたみがわかった。よく言うことだけど、実感。

★遊び
・遊びとは身体の共同化
・みんなで遊ぶ世代→少子化→遊びの変化→同じ場所にいながら別々の遊び方
 同じ空間にいて個々で好きなことをやってこれで「遊んでいる」の??
・最近のこどもは一緒にいながらお互いに好き勝手に遊ぶ、それを許してくれる友人関係が心地よい関係だとと思っている。
・カリスマ先生とは?先生が尊敬される理由は?伝わりやすさかな
・ここまでいくと、コミュニケーション能力=サバイバル能力といえる
・若い人に通じなかったときどうなるのか?もう一歩踏み込んでみる→嫌われるよ。
・若い人は「流す」を会得。
・通じないのが当たり前、それをどうリカバリーするか?
・クレーム対応の心構え→クレームを言ってきた人には説得しちゃダメ。納得してもらえる答えを引き出すこと。納得してもらうためにはどう話すか?
・土壇場の勘はマニュアルに書けない。場数を踏めば免疫ができる
・2文字の学問「電気」「化学」「土木」これは広い学問→寄り道も大事
・稲森和夫のことば・・・一番良かったことを考えて寝てください
・適宜にルールを破れ
・コンビニでバイトすると修羅場力、コミュニケーションの能力が磨かれる。
 万人に便利を追求するコンビニ。何でもかんでもしなきゃいけない凄い現場。
 そう意味では人間力を鍛えるには、軍隊かコンビニか?究極の選択だ・・・

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