映画レイダースを彷彿!バチカン奇跡調査官「ソロモンの末裔」

大人気の天才神父コンビシリーズ
「バチカン奇跡調査官」の最新作が
発売されました!
タイトルは「ソロモンの末裔」です。
今回はとんでもなく危険な旅が待ち構えています!
命をかけた神父コンビに感動!

バチカンソロモンの末裔

内戦が続くヨルダンのイルビド教会の難民キャンプに、瀕死の男が担ぎ込まれた!
だが、シェバと名乗ったその男は自分の使命を果たすことなく息を引き取った。
彼の持ち物は旧い羊皮紙の巻物のみだった。
その羊皮紙には古代の文字が書かれているようだ。
イルビド教会の神父はシスターにその巻物をバチカン図書館に送り
解読の依頼を指示した。
一方、バチカンで奇跡調査を担当する、古文書解読のエキスパート
ロベルトのもとに、その羊皮紙の巻物の鑑定依頼が舞い込む。
ロベルトがその巻物を解読すると、シェバの民と神殿創りに関して
書いてあるようだった。
だが、解読の途中、上司に呼ばれたロベルト。
平賀と共にエチオペアの奇跡調査を命じられる。
それははるか昔、ソロモン王とシェバの女王の子どもが持ち帰ったという
「契約の箱」。その上空に巨大な炎の剣と天使の姿が浮かび上がった
という奇跡現象の真偽を確かめる依頼だった。

早速現地に向かう二人。だが「契約の箱」は聖職者の兄弟によって
持ちだされ、行方不明になっていた。
二人はイタリア人探検者・マヌエルからその兄弟の行方を一緒に探してほしい
頼まれ、ともにオベリスク広場に向かう。
しかしその広場で司祭の他殺体を発見し、容疑者として警察につかまってしまう!

そこから彼らは想像を絶する過酷な状況に巻き込まれてしまうのだ!
まるで、映画「レイダース 失われたアーク」のような展開!!!
3人は灼熱の砂漠に放り出され命の危機に!どう立ち向かうのか?

ソロモン王とシェバの女王のロマンスや、古代の王朝の歴史、
宗教対立の詳細な記述が非常にわかりやすく面白い!
こういう歴史好きならば今回の「ソロモンの末裔」は読んで
いて勉強になるだろうと感じた。
手に汗握る展開が文句なく面白い!!

『バチカン奇跡調査官 ソロモンの末裔』
著者:藤木稟
出版社:KADOKAWA(文庫)
価格:¥720(税別)