徐々に姿を現す、神!その正体は!?「クランⅤ警視庁渋谷南署巡査・足ヶ瀬直助の覚醒」

警察内部に巣食った巨大な闇と警察の正義を
全うしようとする、密命チームとの激烈なる闘いを
描いた、「クラン」シリーズ第5弾。
「クランⅤ 警視庁渋谷南署巡査・足ヶ瀬直助の覚醒」。

前回は、上郷の機転により渋谷スクランブル
交差点でのテロを防ぎ、事件に関わる警察官を
大量検挙した「クラン」。
神の前に素顔をさらし、彼らを挑発した上郷。
その暴挙に、神&警察閥はついに本格的な
宣戦布告を行使する。

アジトに残ったクランのメンバーは、上郷、岩沢、川内、晴山、
ワイズ、平津戸、そして足ヶ瀬巡査、彼を頼る少女ミチュ。
だが、ソンシが行方不明だった。

そんな中、上郷は残ったクランのメンバーの結束を
はかるため、自分自身の過去。そして「神」と警察閥の関係と
その恐ろしさを説く。
川内はその話をどうしても信じることが出来ない。
彼にとっては、身内同士で争うことこそ悪だと思って
いるからだ。正義はいったいどこにあるのか?

全ての黒幕である「神」の魔の手は、ついにクランの
メンバーへ迫る!
次々と消える仲間たち。そして敵にまわる日本警察!

追いつめられるクランの仲間たち。上郷一人が冷静に
事態を把握していた。
絶対説明の窮地の中、川内たちは敵の中枢に迫っていた。
次第に明らかになる警察閥の面々と、「神」の使徒・
裏理事官の正体!

だが抵抗もそこまでだった・・・。
またもや警察官が犠牲になったのだ。
誰が味方で誰が敵なのか?もう誰も信用できない・・・。

そして、今まで沈黙を守り続けていた、足ヶ瀬直助が
瀕死の仲間を抱きながら、ついに自分の使命に気づき
覚醒する・・・!
刑事たちに残された秘策とは?

最終局面に向け加速する次回、6巻に続く!

『クランⅤ 警視庁渋谷南署巡査・足ヶ瀬直助の覚醒』
著者:沢村鐡
出版社:中央公論新社(文庫)
価格:¥700(税別)