毎回ワクワクの展開が楽しめる「紅霞後宮物語」。
7巻では小玉が激戦の地へ赴いた。
小玉率いる軍は善戦。しかし小玉は負傷し明慧の夫・樹華は
小玉をかばい命を落としてしまう!
小玉は、体に毒がまわり、生死の境をさまよっていた。
戦は小玉の代わりに賢恭が軍を率いていた。
小玉負傷と樹華戦死の知らせは宸に届いた。
その衝撃は計り知れないものがあった。
小玉のために画策した企みで望まぬ結果を招いた
梅花は自らの命を持って償おうとするが、
その裏で何かが蠢いている気配を感じた
文林は、梅花に真相を探るように命じた。
司馬氏失脚までは首尾よく運んだ。
だが、その後何故歯車は狂ってしまったのか?
梅花は思いもよらない闇に真相を見つけてしまう・・・。
第八幕は悲劇の展開から始まる。
親友だった明慧の夫まで自分をかばって死んでしまった
ことを悔やむ小玉。遺された子どもはどうなるのか・・!
そして、命の危機から脱出した小玉、彼女を想い続ける文林。
二人の関係性は相変わらずだが、それが二人なのだ・・
と読み続ける内に何となくわかってきた。
この先、この物語がどうなるのか?
さらにワクワクは続きます。
『紅霞後宮物語 第八幕』
著者:雪村花菜
出版社:富士見L文庫
価格:¥600(税別)