何だコレ!?仰天展開に絶句!「駄作」

前から気になっていた海外ミステリー小説
ジェシー・ケラーマン「駄作」(早川書房)
を読みました。
タイトルが超奇抜!?
裏表紙の意味深な内容紹介・・・。
いったいどんな物語なんだ!?

プフェファコーンは、大学で小説の書き方を教えている。
作家になりたかった彼は、文学小説を描き出版。
批評家受けは良かったが、全く売れなかった。
学生時代に親友だった、ビルとカーロッタ。
2人は結婚しビルはなんとベストセラー作家になった。
プフェファコーンはビルより小説を描くのが
上手いと自負していたが、有名になったのはビルの方だった。
2人への複雑な気持ちを抱いてからは、
プフェファコーンのほうから距離を置いた。

そんなビルが行方不明になった。3週間捜索を続けたが
見つからず死亡扱いになった。
その追悼式に招かれたプフェファコーン。
ビルの妻、カーロッタに再会した。
そしてビルの仕事場を訪ねた彼は、未発表の原稿を見つける。
ビルに対する強烈な嫉妬心と誘惑にかられ、
その原稿を持ち出し自作と偽って刊行した。
予想通り大ヒット。一躍ベストセラー作家に躍り出た・・・。

この後の話を読者はどう予想するだろう・・・。
そう誰もが「盗作」した彼はどうなるのかと思うはずだ・・。

しかし、この作品は読者の予想をはるかに、はるかに、はるかに
上回る奇天烈な展開になってゆく。
思わず「なんだコレ!?」って叫びたくなるほど!
そう思いつつ、どんどん作品のペースに
はまってゆき、ページを捲る手が止まらない!

裏表紙の内容紹介の最後にある「警告文」に騙され
読んだ結果、警告文以上の奇想天外な展開に絶句する
稀に見る「奇作」だ。

『駄作』
著者:ジェシー・ケラーマン/林香織訳
出版社:早川書房(ハヤカワ文庫)
価格:¥1,100(税別)