後宮小説でいま一番ハマっているシリーズの
最新刊、「紅霞後宮物語第十幕」を読みました。
第九幕より新章に突入し、後宮内での新たな
展開にワクワクしています。
司馬氏が追放され、新たな政敵が動き出す前に
文林の政権を確固たるものにする。
そのために、小玉が育てた鴻が皇太子となった。
だが、司馬淑妃の息子・鳳についてある噂が
囁かれていた….。
皇族である、琮尚書の引退が決まり、新たな
皇族の官吏を登用する必要があった。
そこで十数年前に引退した茹王を復帰させた。
併せて彼の長女も後宮に入ることになった。
しかし、長女は病弱だったため、後宮入りを
前に亡くなってしまう。
その代わりに庶子である妹の茹仙娥が新たな
妃嬪として迎えることになった。
病弱な姉を親身になって看病を続けたという
逸話を聞かされ、小玉はじめ、紅燕や真桂も
感動する。しかも後宮では何事もそつなくこなす
仙娥に他の妃嬪たちから一目置かれるが…。
仙娥の出現で、後宮はどう動く?
さらに、仙娥は小玉の味方になるのか?
敵にとなるのか?
波乱含みの展開に、続きが気になる!
益々面白くなる、後宮小説の傑作シリーズ!
『紅霞後宮物語 第十幕』
著者:雪村花菜
出版社:富士見L文庫(KADOKAWA)
価格:¥600(税別)