まんまとはまりました!『ブラッド・ブレイン1 闇探偵の降臨』

小島正樹さんの「ブラッド・レイン」シリーズ
第1巻「闇探偵の降臨」を読みました。

読み終わったら思わず面白~いとつぶやいて
しまいました。

警視庁捜査一課の百成は、確定死刑囚を収監した
陸の孤島「脳科学医療刑務所」を訪れた。
そこには未解決事件を次々と解決する「闇探偵」
と呼ばれる月澤凌士がいた。

確定死刑囚が警察の捜査にアドバイスを
することは、警察の中でもごくわずかな
人間しか知らない。

百成は、警察上層部の命を受け、奇怪な
事件や難事件が発生すると月澤に面会し
事件のあらましを話すのだった。

百成は、月澤に団地の二階の天井から
聞こえてくる奇妙な声の謎を解いてほしいと依頼する。

その奇妙な出来事は、連鎖する怪事件の序章だった。

何の関連性も見いだせなかった、それぞれの事件。
月澤の推理でやがてひとつに繋がってゆく。

月澤凌士という強烈なキャラクター!
緻密過ぎるほど練り上げられた伏線。
そして、想像のはるか上をゆくトリックの数々。
さらに、どんでん返しにもほどがあるだろう~
と叫びたくなるほどの圧巻の逆転劇。

文句なく物凄く面白いミステリー!
あ~はまりました。
2巻を読むのが楽しみです!

『ブラッド・ブレイン1 闇探偵の降臨』
著者:小島正樹
出版社:講談社(タイガ文庫)
価格:¥720(税別)