人気シリーズ「アゲハ」の第3弾!『マリア 女性秘匿捜査官・原麻希』

『アゲハ 女性秘匿捜査官・原麻希』がドラマ化され話題になりました。ドラマ、面白かったです。
そのシリーズの第3弾『マリア 女性秘匿捜査官・原麻希』が7月に発売されました。
読みました~。帯の‘ついにクライマックス’という文言で、えええ~終わり~?!ちょっとショック!だったんですが・・・・・。

前作「スワン」の事件、奈良での失態で謹慎処分をくらい、家事奮闘中のハラマキ刑事。
ある日、同僚・蔵本織江の離婚式に呼ばれ、そこでまたまた事件に巻き込まれる。
離婚式の朝発見された腐乱死体。織江の同僚の原田巡査部長は、その死体が自殺で処理されたことが納得できず、ハラマキに相談したいがために離婚式に出席したらしい。
ハラマキは本意ではないが、しぶしぶその事件に首を突っ込むことになる・・・。
(謹慎処分中なのにいいのかよ~?とツッコミをいれたくなるけど・・・・)
現場にはゲソ痕が残っていた。調べてみるとそのゲソ痕は、チアリーダーが履くような特別なスニーカーのものだった。
やがてハラマキはある女子高へとたどり着く。そしてそこで第二の事件と遭遇する・・・・。

こうなったらもう後には引けない猪突猛進のハラマキ!!
またまた家庭を顧みず、事件の捜査に没頭してしまう。
今度の事件も複雑。だからこそ真相究明に奔走するハラマキだが、娘との距離がどんどん離れていく。
娘のことを気にかければかけるほど、心が離れてしまう。
焦るマキ。夫と娘、義理の息子との間に立ち、プライベートも混迷の極みだ・・・。
仕事と家庭を両立させようと頑張るハラマキ。この頑張りがこのシリーズを面白くしているんだと思う。

「マリア」に隠された母と子の絆・・・。それこそがこの事件の鍵となる。
そしてついに宿敵リクルーターの素性が明らかになる!?
面白くて止まらないノンストップの人気警察小説シリーズ!
これがクラマックスになるのかは、読んでみてのお楽しみです!!

『マリア 女性秘匿捜査官 原麻希』
著者: 吉川英梨
出版社:宝島社
価格:¥657(税別)