有栖川有栖の人気シリーズ「臨床犯罪学者」がイラスト入りで再登場!

有栖川先生の作品は読みたいけどなかなか読めずにいました。
ところが、なんだか気になるイラストの表紙で、さらにタイトルが「臨床犯罪学者~」ときて、思わず手に取ってしまいました。それが有栖川作品を読むきっかけになりました。
この作品は、講談社文庫から『46番目の密室』と言うタイトルでも発売されています。
でもはまさきは、こちらの『臨床犯罪学者・火村英生の推理Ⅰ 46番目の密室』の方が好きです。

大学で、社会学を教える助教授・火村英生。彼は明晰な頭脳で難事件を解決し、「臨床犯罪学者」とよばれている。
そんな火村にいつもからかわれているのが、大学時代の大親友で推理作家の有栖川有栖だ。
あるクリスマス、二人は大御所推理作家・真壁聖一の別荘に招かれる。親しい仲間たちとクリスマスを祝う毎年恒例の行事だ。
火村・有栖のほかには、新進の女流若手推理作家、同じく男性推理作家、そして、真壁付の3人の編集者と、真壁の妹母娘。そして理由があって真壁が面倒を見ている男子高校生。
わきあいあいでパーティーが終わり、それぞれが割り当てられた部屋に入っていくと、不気味な光景があった。
しかしその夜はただのいたずらでということで片付いた。
有栖は深夜目覚めてしまい、ふと外を見ると雪の上に妙な足跡を発見。
泥棒か!?と不安になり、階下へ降りて行った。
1階のフロアで無事を確認するが書斎で妙な物音がした。
思わず書斎のドアを開けた瞬間、頭に衝撃を食らった。
そして有栖は気を失う前に、燃え盛る炎に包まれた暖炉に頭を突っ込むようにして倒れている人間を見てしまった・・・・。
密室で起こった事件を火村の推理で見事に解き明かす!
臨床犯罪学者・火村英生と推理作家有栖川有栖のコンビが活躍する、記念すべきシリーズ第1作がイラスト付きで登場です。
臨床犯罪学者、推理、軽井沢の別荘、密室、名コンビ・・・・などなど、ミステリー大好き人間にはたまらないキーワードがたくさん!そしてものすごく面白いです!

『臨床犯罪学者・火村英生の推理 46番目の密室』
著者: 有栖川有栖
出版社:角川書店(ビーンズ文庫)
価格¥705(税別)