腕貫探偵シリーズ!スピンオフ作品『必然という名の偶然』発売!

6日に、腕貫探偵シリーズのスピンオフ作品ともいうべき短編集が発売になりました。
タイトルは、『必然という名の偶然』です。
腕貫探偵シリーズの櫃洗市を舞台にした6つの短編集です。

第1話の「エスケープ・ブライダル」は、結婚が決まるけど、いつもギリギリになって花嫁に逃げられる男性。だが、凝りもせずまたまた結婚という運びになった。
結婚式当日、同級生が集まる。その同級生の中には、あの「モラトリアム・シアター」にも登場した、大富豪女性探偵・月夜見ひろゑも登場!彼女が出てきたということは、何か作戦ありか!?

第2話は、「偸盗(ちゅうとう)の家」。この物語、複雑すぎてうまく説明できません!その複雑さが逆にめちゃちゃ面白い展開になっています!!今回は、テレビ櫃洗の榎本裕子が事件に巻き込まれ、その事件を櫃洗南署の氷見・水谷川刑事コンビが解決していくという設定です。

第3話は「必然という名の偶然」です。県立櫃洗東高校の卒業生が、奇妙な法則に従って次々と不審死するという、恐~いお話。元クラスメートから、次はお前じゃないのかと言われた主人公・・・。しかし・・・。真実はどうなの~?

第4話の「突然、嵐のごとく」は、囲櫃学園で一人の男性教師を巡って起こる、恋愛ゲーム。女子高生のくせに男を籠絡させる手管は凄い!しかしこのゲームにはある殺害計画が・・・。男も女も怖~い。

第5話は「鍵」です。幸せな結婚生活を送っているある男性。彼は昔自分が住んでいたアパートの鍵を発見し、つい魔がさしてとんでもないことになっちゃうお話。ここでも櫃洗南署の氷見・水谷川刑事コンビが事件の真相に迫ります。

第6話、「エスケープ・リユニオン」は、「エスケープブライダル」で登場した、月夜見ひろゑと同級生たちが続いて登場。そして、都会で映画俳優をやっている同級生が、自分がちょい役で出演している映画の宣伝のため、帰郷。無理無理、同窓会をするはめになるが・・・。ここでは月夜見が粋な計らいをする。しかしまたまた事件が!!

とても殺人事件の多い櫃洗市。腕貫さんがどこかへお出かけのようで、悩み相談が出来ないからなのか!う~ん・・・。カムバック!腕貫~。

今回のスピンオフ作品、とても面白かった~。存分に楽しめました。
西澤先生のご好意で、新刊の宣伝のため、またもや先生直筆のサイン入りの看板やPOPをいただいています。西澤先生本当にありがとうございます!
本の学校はまさきミステリーコーナーで展開しています。
その様子を収めた画像、次回ブログにアップします。

『必然という名の偶然』
著者:西澤保彦
出版社:実業の日本社
価格¥600(税別)