めっちゃ恐いです~。ホラー小説、三津田信三『禍家 まがや』

今年のこの暑さ、異常です・・・。ホラー小説読んでも涼しくなるのだろうか・・・?と思っていたけど、この「禍家 まがや」は、背筋がゾクゾク~でした。

 


両親を亡くした12歳の少年・貢太郎は、祖母と二人で東京の郊外の家に引っ越してきた。
初めての土地なのに、前に来たことがあるような既視感。
そんな貢太郎に近所の老人から「ぼうず、おかえり」と不気味な声をかけられる。
そして新しく住み始めた家で次々と怪異現象が起こる。
ある日、貢太郎は、同じくらいの年の少女・礼奈と友だちなる。
貢太郎の体験を知った礼奈は、貢太郎とともにその家について調べることに!
やがて二人は‘家’に隠された戦慄の秘密を知ることになる。
読んでいると何かが這い上がってきそうな感じで、次のページをめくるときなにかとんでもないものが出てくるのではないかと、超ドキドキしてとても怖いです。
ものすごく怖いホラー映画を、指の隙間から観る感じでしょうか・・・・。
「住んでいる家」が呪われているという設定なので、つい自分の家の間取りを気にしてしまいます。そしてじっくり観察してみると柱の陰とか・・・、階段から見上げる2階の踊り場が恐い!!
あまりに観察し過ぎると自分の家で眠れなくなるのでご用心・・・・。

 

『禍家』
著者:三津田信三
出版社:光文社
価格:¥571(税別)