2018年の江戸川乱歩賞受賞作「到達不能極」は今までにないスケール!

江戸川乱歩賞、昨年は受賞作なしという残念な結果でした!
今年は受賞作はあるのかとドキドキしながら発表を待っていました。

発表されたのは、斉藤詠一さんの「到達不能極」。
タイトルを見ただけで面白そうだ!と思いました。

南極観光ツアーの飛行機が何らかのトラブルで不時着してしまう。
何もない南極大陸でこの後どうなるかわからない観光客たち。
乗客の一人米国人男性が、近くにロシアの南極基地
「到達不能極基地」があるはずだと言いだした。

食料や救援物資を調達するため、日本人ツアーガイドを
連れ基地へと向かう。

同じ頃、日本の南極基地でもシステムトラブルが続発。
原因究明のため調査を開始したのだった。

第2次世界大戦末期、南極では、ナチスドイツが秘かに
ある実験を行っていた。

実はその実験のことを知る日本人男性がツアー客の中に居た。
このシステムトラブルと70年以上前のナチスドイツの極秘
実験と何の繋がりがあるのか?

過去と現在が一つに繋がった時、人類を滅亡へと導く
災厄が目覚めてしまう!!

切ないラブロマンスとナチスドイツの信じがたい実験。
南極を舞台に過去と現在が交差し、怒涛の展開が繰り広げられる!
面白さMAX!の冒険ミステリー!

こんな受賞作を待っていました!

『到達不能極』
著者:斉藤詠一
出版社:講談社
価格:¥1,600(税別)