面白くてはまっちゃう!東川篤哉さんのデビュー作!

『謎解きはディナーのあとで』が昨年本屋大賞を受賞し、さらにドラマ化されブレイク!その著者の東川篤哉さんがなんと明日(3/28)米子にいらっしゃいます! そして、夜6時から今井書店錦町店でサイン会が行われます!!! 今が旬の作家さんのサイン会!はまさき大興奮です。 (はまさきも錦町店でスタンバイしています) 『謎解きはディナーのあとで』があまりにも面白かったので、既刊本を読んでみました!たまたま読んだ作品が東川さんのデビュー作でした。タイトルは『密室の鍵貨します』(光文社文庫)です。↓

舞台は烏賊川市(いかがわし)いかがわしい・・・・???。千葉の東・神奈川の西って・・・この名前からしてふざけてる?!はまさき、プロローグのこの烏賊川市の説明から、はまってしまいました・・・・。 烏賊川市の貧乏大学生・戸村流平は、元恋人の殺害とその日たまたま一緒にいた先輩が、浴室で殺害された2つの事件の容疑者にされてしまった。どちらの殺人も身に覚えのない流平は、姉の元夫で私立探偵の鵜飼杜夫に助けを求めた。二人は警察をの追求をかわしながら、真相究明に乗り出す。 なんとテンポの良いストーリー。これがデビュー作!?思わずうま~いと思ってしまった。密室という本格ミステリーでは欠かせない設定。その密室という不可能犯罪の解明はとてもまじめで論理的。 ストーリーを通してはユーモアたっぷりで、それでいて本格ミステリーとして成立している。すごく練りに練られたミステリー作品です。 登場人物のあまりのおかしさにすっかり惚れ込んだはまさき。シリーズになっているのかなと思ったら、やっぱりシリーズがありました。『密室に向かって撃て!』、『完全犯罪に猫は何匹必要か?』、『交換殺人には向かない夜』(3点光文社文庫)『はやく名探偵になりたい』、『ここに死体を捨てないでください!』(2点単行本・光文社)以上が「烏賊川市 私立探偵・鵜飼杜夫」のシリーズです。

『密室の鍵貨します』
著者:東川篤哉
出版社:光文社
価格:¥533(税別)