シリーズ10作目は日本が舞台!『バチカン奇跡調査官 原罪無き使徒達』

バチカン奇跡調査官の第10作目が発売になりました。
タイトルは「原罪無き使徒達」です。
なんと帯の後ろ側にはバチカンシリーズの今後の
刊行予定が記されていて、バチカン奇跡調査官シリーズ
ファンには楽しみが増えますよ!

バチカン10

アメリカ人海洋冒険家が、日本近隣の海で遭難!
その時、奇跡体験をする!
熊本・天草で真夏日に大雪が観測され、天空に
巨大な十字架が浮かび上がった!というのだ!
さらに、海洋冒険家は近くの島に辿りつき、
美しい黒髪の天使に救われたと・・・。

バチカンの奇跡調査を担当する、平賀とロベルトは
その真贋を確かめるために天草に向かった。
平賀にとっては、祖父の故郷。
期待と不安を胸に抱き、平賀は天草に辿りついた。

その地は隠れキリシタンの信仰が色濃く残り、
さらに謎めいた怪異と「さんしゃる二、こんたろす五」
という暗号が伝えられていた。
この文が示す天草四郎の伝説とは?

今回の物語は、隠れキリシタン伝説と日本の妖怪伝説が
非常に上手くからみあい、日本のホラー小説調になっている。
だから、じわじわと背筋が寒くなる怖さ!
さらに、凄惨な殺人事件も起き、謎が謎を呼ぶ展開!
クライマックスは、ロベルトが命の危機にさらされる!
その時、平賀がとった行動に感動!
あの平賀が・・・という感じで胸に沁みる・・・。

「バチカン奇跡調査官」シリーズは巻を重ねるごとに面白さが
増す!
次回「バチカン奇跡調査官11」は6月頃の刊行!
短編集です。こうご期待!

『バチカン奇跡調査官 原罪無き使徒達』
著者:藤木稟
出版社:KADOKAWA(ホラー文庫)
価格:¥680(税別)