意外なコンビで事件を追う!幕末の「相棒」?

五十嵐貴久さんの「相棒」(PHP文庫)がとんでもなく面白いです。

舞台は幕末!
幕末と言えば、坂本龍馬、新撰組!スター勢揃い!

なんと五十嵐先生、最強のコンビを生み出しました!

相棒五十嵐

時は幕末・・・尊王攘夷に大政奉還!
新撰組が暴れまくっていた京都・・・
そんな中、大政奉還を目前に控え、
徳川慶喜暗殺未遂事件が起こった!!
幕閣から犯人探索の密命を受けたのは、
なんと!!!ありえない!
坂本龍馬と新選組副長の土方歳三!?
水と油!犬と猿?!土方は我が眼を疑った!
しかし、幕閣は本気らしい・・・。
のんきな坂本は土方と会ってもは顔色一つ変えず、
土佐弁でマシンガントークを繰り広げてくる。
いらだちを隠せない土方は、いまにも刀を抜きそうになった!
だが、探索のために二人に与えられた時間は、わずか二日間!
いがみ合い、衝突しながら捜査を続ける二人が最後に行きついた人物とは?
そして龍馬暗殺の真相を知った土方は・・・!?

超まじめで紳士的な土方と土佐弁丸出しの坂本。
二人のかけあいはまるで漫才か!と突っ込みたくなるほど
面白い。
コンビ結成当初、土方は常に坂本の考え方や捜査の
やり方に文句ばっかり言っていたが、やがて
二人の間には信頼関係が生まれてくる・・・。
事件の行方も気になるが、魅力的な二人のおかげで
面白くて一気読み!
幕末維新のオールキャストでおくる、幕末ファンには
たまらない!傑作エンタテインメント、時代ミステリー小説。

『相棒』
著者:五十嵐貴久
出版社:PHP研究所
価格:¥743(税別)