え~っこんな展開になるの!?と驚きのサスペンス!

‘大どんでん返し’え~っこんな展開になるの!?と騙されてしまうミステリ小説は数々ありますが、最近の作品では、これ!が一番面白かった!

宝島文庫『最後の証人』柚月裕子↓

柚月裕子氏は「臨床真理」でこのミス大賞を受賞した、ミステリー作家さんです。

元検察官の佐方は刑事事件を専門に扱うやり手弁護士。(ちょっとすねてる感じがするけど・・・。)
ある高層ホテルの一室で刺殺事件が起こる。物的証拠、状況証拠とともに依頼人が犯人であることを示していた。
男女間の愛憎のもつれが事件を引き起こした、単純な事件。しかし世間の注目の的となり、誰もが依頼人に勝ち目はないと信じて疑わなかった。しかし、佐方だけは、この事件は何かあると感じる・・・。そして依頼人のために真実を追う佐方。

真実はいったいどこにあるのか?勝ち目はないのに、いかにして依頼人を無実にするのか?普通のミステリ小説を読む感覚で読んでいましたが、え~っと声をあげるほど騙されてしまいました。
とにかくいっき読みしてしまいました。

『最後の証人』
著者: 柚月裕子
出版社: 宝島社
価格: ¥590(税別)