警察小説の新たな視点!「クランⅠ」

「警視庁墨田署刑事課特命担当・一柳美結」シリーズの著者
沢村鐡さんの新シリーズ
「クランⅠ 警視庁捜査一課・晴山旭の密命」を
読みました。

「警視庁墨田署刑事課特命担当・一柳美結」シリーズは、
究極の悪・国際武器商人と日本のインテリジェンスとの
戦いと主人公・一柳美結刑事の成長と復讐が
全4巻に渡り描かれ大変読み応えがあり、
斬新な警察小説に我を忘れて読みました。
沢村さんの警察小説の面白さに度肝を抜かれ
その興奮も冷めやらぬうちにこのシリーズに
出会ったのでした。

その面白さときたら!前シリーズ以上の興奮と
期待感に満ち溢れます。

クラン①

渋谷の公園で警察関係者の遺体が見つかった。
第一発見者は、六本木署組織対策課から、渋谷南署
生活安全課に異動になったばかりの岩沢刑事とその
交番勤務の足ヶ瀬巡査だった。
明らかに他殺死体なのに、鑑識課の検視官・綾織美音は
自殺と断定した。
疑念を抱いた捜査一課上層部は、晴山旭警部補に内偵を命じる。
綾織検視官の目的は一体何なのか?
内偵を開始した段階で、晴山に接触してきた警察内部のありえない大物。
その大物の目的は、晴山の想像を絶する密命だった!!

連続して起こる、警察関係者、現職警察官の謎の死。
密命を帯び、捜査する晴山は開けてはならない
パンドラの箱を開けてしまうのだった!!!

警察内に蔓延る巨大な闇、それに立ち向かう
密命チーム。

斬新な展開に興奮度はMAXに!
クランⅠは晴山の生死をかけた闘いの始まりの物語!
これからが面白い!
期待大!!!!

『クランⅠ 警視庁捜査一課・晴山旭の密命』
著者:沢村鐡
出版社:中央公論新社(文庫)
価格:¥680