STシリーズ最新刊!「プロフェッション」

今野敏先生の大人気警察小説「ST 警視庁科学特捜班」シリーズの最新刊が
発売されました!新作は4年ぶり、しかも単行本!渋い装丁がかっこいいです。

テレビドラマと映画化でかなり認知され、ドラマの話も面白く
映画にまでなってファンとしては、嬉しい限りです。

プロフェッション

「おい、警部殿。STの出番だぞ」と菊川警部補に呼ばれた、STチームの責任者・百合根友久。
若くてちょっと気の弱い百合根は、キャリアで警部だ。だから時々、
警視庁捜査一課の強面刑事でSTとの連絡係、菊川に皮肉られる。
百合根は警視庁きっての特能集団・「ST」を束ねている。
5人のSTメンバーは頭脳もずば抜けて良いが、人間とは思えない
特殊な能力も備えているのだ。だが、皆、ちょっと自分勝手な性格
で、百合根はいつも手を焼いている。

今回、STに声がかかった事件は、3件立て続けに発生した誘拐事件で
解放された被害者たちが、皆「呪い」をかけられたと訴えたからだ。
彼らはいつも常識では解決できない事件を押し付けられるのだ。

早速、事件の被害者に会いに行くと、被害者二人は頭痛がひどく入院。
手足の痺れまで訴えているらしい。
三人目の被害者からは証言がとれた。
いきなり誘拐、拉致され、口の中に無理やりぬるりとしたものを
入れられたという。
被害者たちは皆、同じ大学の研究室の学生だった。
さらに、その研究室の教授は半年前に行方不明になっていた。

やがて、頭痛を訴えていた被害者の一人が死亡。
STのメンバーで法医学者の赤城は、いきなり解剖すると
言いだす。

その研究室に学んでいた学生達の証言は、超人的に発達した聴覚を持つ、結城翠と
犬並みの嗅覚を持つ黒崎勇治の人間嘘発見器コンビによって、明らかにされてゆく。
さらに、心理学専門のプロファイラー、絶世の美青年・青山翔のプロファイリングで
事件の真相に近づいてゆく。

彼らの得意とする能力で、次々に明らかになる事件の真相!
不気味な事件の行方は!?

いつものキャラクター達の変人ぶりが楽しめて、謎解きも面白い!
ファン待望の1冊です!

『プロフェッション』
著者:今野敏
出版社:講談社
価格:¥1550(税別)