第11回「読書交歓会」レポート

7月16日(土)に第11回読書交歓会を開催しました。テーマは、「読んだら涼しくなる本」です。
今回は男性3人、女性1人の合計4人で行いました。
人数がちょっと少なかったですが、ホラー小説から写真集まで紹介されました!

それでは、今回の交歓本はこちら~

●SFホラーの傑作です!(理系男子)
◆新潮文庫「パラサイト・イヴ」瀬名秀明 ¥750(税別)
人間の核遺伝子とは違う遺伝子を持つ「ミトコンドリア」の恐怖。意志持ってしまった優秀な「ミトコンドリア」は、自分の遺伝子を残すために人間を操る。宿主は主婦。その主婦にドナーカードを作らせる、事故で脳死させる、その腎臓を少女に移植させる、主婦の夫は生物学者。その夫に妻の細胞を培養させる・・・これはミトコンドリアの思惑通り。そして培養された細胞は肥大化、受精するために腎臓移植をした少女の元へ向かう・・・!
「細胞がアメーバ化した!凄い表現!」「鳥肌が立つくらい怖い本!」「ゲームになり話題!やったらものすごく面白かった!」「映画化されたけど、リングと同時期で霞んでしまい残念だった!」著者は大学教授。この作品は27歳の時に描かれ、第2回日本ホラー小説大賞を受賞した。
「リング系のホラーは苦手だけど、この作品なら読める。あとゾンビものが好き!」談。

●写真集で涼しくなる!(写真集好きの男性)
◆今井出版「三江線写真集」 ¥2,000(税別)
三江線とは、江津から三次まで江の川沿いを走る、日本の中でも長いローカル線の一つ。
とにかく、江の川沿線をひたすら走る。必然的に山と川の写真がメインだが、本を開くと、緑と青色のコントラストが非常に美しくさわやか!とても涼しいと感じる本。
「でもこのローカル線は長すぎて、しかも各駅だから1日で往復は無理だと思う!片道3時間くらいかかる。」「一両で走るけど、表紙の写真は二両だ!珍しいショット、超貴重!」
「廃線になるとの噂が・・・。」「残念!ちょっと乗ってみたい~」「電車が好きだから長くてもず~っと乗っていられるし。」「陸橋になっている駅が凄いね。ライトアップが綺麗」「撮り鉄には良い場所だけど、降りたら次の電車まで何時間も待つことに・・・」
◆大和書房(文庫)「‘空のカタチ’の秘密」武田康男 ¥740(税別)
色々な雲のカタチが写真で掲載され、解説も詳細で面白いです。素敵な写真集。

●これはホラーゲームかな?(哲学好き男性)
◆新紀元社「インセイン マルチジャンル・ホラーRPG」河嶋陶一朗 ¥1,500(税別)
紙と鉛筆を使った「ごっこ遊び」のようなもの。司会進行とプレイヤーがキャラクターを作って司会進行のストーリーに沿ってゲームを楽しむ本。この本は「怖い話」がメイン。様々なホラー話を選び再現することが出来る。実はゲームも楽しいが、リプレイした人の話を読むほうが面白い。そのなかでは「ヒヤッと」した話「おおお~」と思うものがあり
以外と怖かった。
◆新紀元社「ディオダディ荘の怪奇談義 インセインシナリオ集」河嶋陶一朗 ¥3,000(税別)この本はインセインのシナリオを集めたもの。リプレイの話が入っているかとおもいきや、シナリオだけだった。ちょっと残念!
「ドラクエとかも、このRPG本からヒントを得てゲーム化したもの」「クトゥルー神話って何?」「SF作家のラブクラフトが自分で作った神話。この神話をヒントに様々な物語も出来ていて、一種のジャンル。」「このインセインを使って、本の泉でろうそく風ライトを立てて百物語やったら楽しそうだね!」

●絶対おススメ!?(活字中毒男性)紹介本のみ
◆KADOKAWA「営繕かるかや怪異譚」小野不由美 ¥1,500(税別)
 障子一枚向こうの怪異というような、我々の身近にも起こるのではないかと感じるような怪異譚の短編集。この怪異を解決していくのは、徳の高いお坊さんや霊能者ではなく、家の修理・改築を専門とするいわゆる大工さん。大工さんならではの方法で、怪異を対処していく。
◆新潮文庫「日本の川を旅する カヌー単独行」野田知佑 (絶版)
第9回(1982年) 日本ノンフィクション賞受賞作
世間的には競技カヌーが一般的であった時代に、日本の代表的河川をのんびりキャンプしながら下っていくという、ツーリングカヌーを知らしめた名著。
この本を読んで、カヌーを始めました。川の真ん中でぼーっとしたり、水面を滑るように進んでいく感覚は、他の手段では味わうことができません。ちなみに、湖でのカヌーは僕にとってはあまり面白くない。川が一番です。
◆小学館「おろち 1 」楳図かずお ¥1,143(税別)
これはホントにこわい。怖くて内容を語ることができない。
ちなみに近年、映画にもなっています。(木村佳乃、中越典子、谷村美月主演)

●夏はやっぱりこれでしょう~!(ミステリー好き 女性)
◆エイ出版社「美味しいクラフトビールの本」 ¥1,200(税別)
一般的なビールではなく、小規模な工場で生産されたビールのこと。ニューヨークではクラフトビールが主流。「YONAYONAビール」の工場の社長がテレビ出演。
美味しそうなクラフトビールの詳細情報が掲載され、いますぐにでも飲みたくなりそう。
「やっぱり、夏はビールですねえ!」「地ビール飲みたくなります!」「大山の〇〇に行きたい!」「どんな料理にもあう」コメント多数!
◆山と渓谷社「おいしい雑草 摘み菜で楽しむ和食」赤間博斗/平谷けいこ ¥1,500(税別)
ちょっとさわやかな感じで、雑草の食べ方を紹介してあり面白い。見ているとこれが雑草?と疑いたくなるような料理の数々が紹介されている。
「クラフトビールに合わせた?」「クラフトビールと野草、良い組み合わせですね!」
◆岩崎書店「いるの いないの」京極夏彦/町田尚子 ¥1,500(税別)
旧い家の中に何かを感じた少年は、おばあちゃんやお母さんに「この家何かいるの?」と尋ねても、冷たくあしらわれてしまう。気になってしょうがない少年。ある日寝ていた時に天井を見つめたら・・・・!!!!!
「めっちゃ恐い!」「子供にこんなの読ませたらトラウマになる!」「未就学児はダメだけど、小学生はわりとこういうのは好きだよね。」「大人が読んでも恐い!ちらっと立ち読みしたけどダメだった!」「ラストが怖い」「絵本だから子どもだましだと思って読んだらとんでもなく恐かった。」「ラストだけでなく、この家全体が不気味に描いてある。」
◆角川書店「墓地を見おろす家」小池真理子 ¥560(税別)
新築の超格安マンションに越してきた若い家族。しかしこのマンションの周りには墓地が広がっていた。入居してしばらくすると奇妙なことが起こり始める。娘が独り言を言う、
壁は厚いはずなのに、姉が隣の声が良く聞こえるという。娘が原因不明の怪我をする。
たまらなくなった妻は知り合いから霊媒師を紹介してもらう。しかしその霊媒師はあまりの恐怖にすくんでしまった!このマンションは一体何なのか!?
「悪霊が憑いているってこと?」「このマンションは生と死の通り道になっている」「最後はハッピーエンド?」「うーん、バッドエンドです。」

などなど、ホラーあり、写真集あり、ビールの本ありで、読んだらほんとに涼しく感じられる本ばかりでした。読んでみて下さいね。

来月は、カラコロ夕刻読書会の予定です!

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