第60回本の学校読書会(内田樹部部会改め)レポート

4月26日(木)に第60回本の学校読書会(内田樹部部会改め)を行いました。
課題図書は、「地頭力を鍛える」の著者の細谷功さんの新刊「考える練習帳」(ダイヤモンド社)です。AIがどんどん進出してくる社会でどう生きるのか?男性7人、女性6人の計13人で話しました。

課題図書:細谷功『考える練習帳』(ダイヤモンド社)。AI時代を生き抜くためには「自分で考える」ことが重要。そのためのスキルを解説した本。

ではトピックです。
・読後の全体的な感想は「今の社会は正解病に陥っている。」「挿入されている練習問題にモヤモヤ感。」「答えを探すのではない、体系をつかんで考える。」「すごくわかりやすい、今後考えるということを継続するのは難しい」「お仕事をする人がこの通りにするのは難しい」「フリーランスでも難しい」「今の日本の社会が思考停止状態」「ヘッド(川上)とライン(川下)という考え方自体に疑問を感じた」「読みづらかった」「スカスカ」「図はいらないプレゼンテーションのために書かれたのか?」
「本人の肉声が聞こえてこない」「会社の研修の副読本に最適」「人の頭に入る書き方がされていないように感じる」などなど様々な感想がありました。

・20代社会人男性たちの意見としては、入社してすぐは、川下で良いと思う。それから順に考えれば良いのではないか?
川下の仕事に落とし込む(楽をする)ために考える。
いかに脳に負荷をかけるのか?
バランスよく「考えること」が大切なのでは?
川上&川下・・・楽しく自然に出来ると思う。
考えは自由に広がってゆくと思う。
AIはマニュアルに沿ってやるがそのマニュアル自体を疑う。
年配の女性の声は、自分は川下派なのだということがよくわかったし、そっちの方が生きていて楽だなと思う。

・以下は様々な角度からの意見
川上と川下は立場によって違う。あまり深く考えなくて良いのでは?仕事でいかすために読めば良いと思う。家庭に入って川上の場合もある。気づき、本質を見ることが大切。
考えない現状に満足している。あえて行動をおこすとリスクを犯す事になる。
目次を読めばだいたいわかる。川下の人はこの本は読まないのでは?
気づき、本質を見ることが大切。
ちょっと前までは、黙って働いていれば良かった。そのほうが楽な気持ちでいられた。

考えることによって、生じる様々な事で「空気」を読む、読まないはどうなるのか?
結局、人の考えることに従った方が良いのか?色々な意見があって当たり前なのに・・・。
女性は議論をしたくないと思う。共感が国民性。今のところは「無難」が大切。

本に対する意見は様々にありました。しかし「考える練習帳」だから、挿入されている「練習問題」を参加者同士で考えるということをしてみれば良かったかな~と反省。いつかリベンジしたいと思います。

次回の本の学校読書会は5月24日(木)の予定です。

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