第72回本の学校読書会レポート

4月25日(木)に第72回本の学校読書会を行いました。
今回は久しぶりに内田樹先生の本「街場の平成論」を課題図書にして、男性4人、女性5人の計9人で感想を話しあいました。

課題図書:内田樹編「街場の平成論」晶文社 内田樹ほか、小田嶋隆・釈徹宗・白井聡・仲野徹・平川克美・平田オリザ・ブレイディみかこ・鷲田清一の9人が平成の30年を大総括「どうしてこんな時代になったのか?」

●それではトピックスです!
内田樹先生の話は、なんとなく平成ってこんな感じだったんじゃないかと思っていた人にはすっきり納得できたのではないか?
アメリカとの戦争で焦土と化し、これ以上ないほどプライドを傷つけられた日本人が、戦後から、高度成長時代、バブル全盛期、バブル崩壊後、自民党長期政権から民主党政権へと移っていった間に日本人はどうアメリカと渡り合ってきたのか?終戦後日本人はアイデンティティを保つためにどう生きてきたのか?を内田樹先生らしく書いてある。

また、平田オリザさんは、韓国と日本の関係性は、平成の30年間まるでジェットコースターのようだったと書いている。本当にその通りだなと痛感!日韓共同開催のWカップや韓国ドラマが日本で大ヒットするという蜜月があったにも関わらず、外交問題では冷え切った関係性が続く。今後どうなるのか?日本人の成熟が問われると書いている。

ブレイディみかこさんは、平成は「セクハラに始まりセクハラに終わる」と言う風に書いていて、30年たっても「セクハラ」問題は解決しないな~とみなさん納得。

平川克美さんは、「「消費者」主権国家まで」と言うタイトルで、平成30年を自身に起きた様々な出来事を対比させ論じている。非常に心に残るお話。
消費者=自由な個人・または労働者。という斬新な考え方がとても面白いと思った。

小田嶋隆さん書かれた「平成は死なない」「平成はフェイドアウトする」という言葉に感動。
平成と言えば、携帯電話、パソコン、スマホ、ロボットなど技術が一気に開花した。
昭和は一億総中流時代、しかし平成は格差が広がった。
あるツイッターの「私、幸せそうって思われたい」というつぶやきに衝撃を受ける。
「幸せ」ではなく「幸せそう」という言葉。どう見られるかがすべて。なんだか平成を表しているなとみなさん納得。

様々な角度からまとめられた「平成論。」読んで納得できたところもあれば、うん?そうなのかな?難しくてちょっとわかりづらいというものもあったが、概ね理解できたし、なんとなく平成ってそうだったよね?の「なんとなく」というボヤ~っとした感じは払拭出来たと思う。

今回も結構脱線したけれどかなり盛り上がった会でした。

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