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2016-02-26

カラフルな羊毛・ビーズの世界<1>:SmiLeさんの工房訪問

ビーズや羊毛を使ったハンドメイドのアクセサリーを製作している、SmiLe安部恵子さん。
独特の色使いと繊細な手仕事から生まれる作品は、山陰だけではなく県外のファンも多数いらっしゃいます。
東京や大阪でも個展をひらいたり、合同展に参加されたりと、活躍の場を広げていらっしゃいます。
そんなSmiLeさんの工房に、青杏+スタッフでお邪魔してきました!

SmiLe 安部恵子さん

<プロフィール>
米子市在住。10年ほど前から、ほぼ独学でビーズや羊毛を使用したアクセサリー作りを開始。独特のセンスや色使いから生まれる作品は、県内外問わず多くのファンに支持されている。活躍の場は山陰だけにとどまらず、5月に大阪、7月には東京での展示も予定。
Instagram:@smiletoki

◎青杏+スタッフ
OスタッフO
スタッフみんなのお母さん的存在。SmiLeさんとは大の仲良し。

tenkoスタッフてんこ
青杏+の癒し担当。家に糸車がある(!)こともあり、糸紡ぎに興味深々。

fujitaスタッフふじた
ファッション好きで、「アパレル番長」の異名をとる。SmiLeさんのビーズブローチが気になっている。


◆SmiLeさんの工房を訪問!素敵な作品が生み出される現場とは…?

米子市某所にある、SmiLeさんの工房。打合せと、羊毛を使った作品の製作に使用されています。
空き物件をリノベーションして、工房にされたのだそうです。

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吊るされているのは、安部さんが紡いだ毛糸たち。

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糸車たち。糸の太さや作りたい量によって使い分けます。

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打合せのとき、その場でサッと参考作品を作ることもあるそうです。今回も、実演していただきました!
糸車を回しながら、手元で調節。あっという間に羊毛が毛糸になっていきます。

◆「欲しいものが売ってないなら自分で作ろう!」作品づくりのきっかけ

O:青杏+でSmiLeさんの作品を長年取り扱っていますが、始めたキッカケを教えてください。

安部さん:
欲しいものが売ってなかったんです。

O:カッコいい!このインタビューのタイトル、「キッカケは『欲しいものが売ってない』」で決定ですね(笑)

安部さん:
大丈夫?偉そうじゃない?(笑)
好きなものを見つけたときに、「ココがもう少し○○だったら良いな…」と思うことが多くて。
だったら、自分で作ってみようと思ったのがきっかけです。
たとえば、毛糸を自作するときも、糸だけで色々な形ができるし、奥が深くて……。

安部さん:
今では、羊毛を自分で仕入れることもあります。
羊の毛刈りを見学したときに、飼育員の方に「この羊毛、どうなるんですか?」と訊いたら「廃棄します」といわれて。
「だったら仕入させてください!」とお願いして引き取りました。
羊毛も、羊の種類によって特色があるんですよ。

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刈りたての羊毛。これを洗って染色して、毛糸の材料にします。

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安部さん:
今日は、ビーズアクセサリーも持ってきました!

スタッフ一同:かわいい!!

ふじた:ビーズはどこから仕入れているんですか?

安部さん:
色々なルートから仕入れています。フランスなど海外のものや、100年くらい前のビーズも使っています。箱買いすることもあります。

安部さん:
ビーズも、それぞれの国によって性格があるんですよ。
たとえば、アフリカのビーズは、粒の揃い方がいびつ。日本は、国民性なのか、粒が揃ってきっちりしているものが多いです。チェコは、日本に似ていてきっちり系。フランスは、きっちりはしているけれどラフな部分もあります。

てんこ:それぞれの性格が出るんですね。似たような形のビーズを使っても、同じような作品にははらないんですか?

安部さん:
形が微妙に違ってくるので、まったく同じ作品にはならないですね。

てんこ:ビーズアクセサリーは、どうやって作っているんですか?

安部さん:
まずビーズを土台に刺していって、アクセサリーパーツにつけていきます。
早ければ6・7時間でできますが、大作だと丸2日かかることもあります。
ビーズを刺す作業が好きなので、苦にはならないですね。

◆これからの目標

O:ずばり、今後の目標を教えてください。

安部さん:
作るスピードを上げたい!「○個を▲時間以内に仕上げる!」みたいな…

O:アスリートみたい!

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安部さん:
ひとつ、やってみたいことがあって……。
ピアスやイヤリングの土台まで作っておいて、その場でお客さんにビーズを何種類か選んでもらって、ビーズを刺してお渡ししたいです。

O:セミオーダー会、いいですね。ぜひやりましょう!

スタッフの訪問とインタビューに、気さくに答えてくださった、安部さん。
羊毛やビーズについて熱く語る姿や、製作の際の真剣な表情に、青杏スタッフもすっかりひきこまれてしまいました。
そして、セミオーダー会については、青杏+錦町店で開催が決定しました!
現在受付中ですので、こちらのページをぜひチェックしてください。


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