第19回カラコロ夕刻読書会 レポート

12月16日(土)午後7時半より、リニュアル後の「TONOMACHI63」(旧今井書店殿町店)で「第19回カラコロ夕刻読書会」を行いました。
男性8人、女性5人の計13人の方がご参加。初参加の方が3人です。
今回のテーマは「本・映画・音楽・芸術etc・・2017年総まとめ!あなたが今年一番感動したのは?」です。

毎回参加してくれている女性が今回もこれです!と言って紹介してくれたのは、ジャンプコミック「鬼滅の刃」。
3回目の紹介になるけれど読めば新たな発見がある。
ユーモアな展開も面白いとのこと。
そして、哲学をこよなく愛する男性が紹介してくれたのは「哲学用語図鑑」(プレジデント社)。
人の数だけ解釈がある。少し哲学をかじった人にオススメだそうです。

今回は男性陣からの映画やドラマの紹介が多かったです。
黒澤明監督の「天国と地獄」。(渋いです!)午前10時の映画祭で上映され感動。
「誘拐された子どもは我が子ではなく、自宅の運転手の子どもだった。身代金は払うのか?犯人は?」謎解きが面白かったし、名優さんたちの若い頃の演技が見られてよかった!とのこと。

アメリカのテレビドラマ「マッドメン」を推す男性。
このドラマはとにかくおしゃれで良い!内容は‘60年代のマンハッタンが舞台。
広告業界で働く人たちのヒューマンドラマ。
「サンキスト」や「シボレー」などの広告やファッションがおしゃれ!と絶賛でした。
また、ゲームやドローンについても熱く語ってくれました。特に格闘ゲーム、オンラインゲームが面白いとのこと。
AI技術の発展で将棋、囲碁、チェスがどうなっていくのか?人間はAIに勝てなくなるのか?興味がある。
ドローンは「DJI」という中国の会社が凄く、世界中から注目されているとのことです。

ホラー映画の紹介も!!
映画「エイリアン・コヴェナント」が面白かった!人類の終わり、新たな移住計画を託されある惑星へと向う。
そこで待ち受けていたのものが、凄かった~。
また別の男性は、韓国のゾンビパニック映画に驚愕!タイトルは「新感染」。
ある商社マンが乗車した列車内で謎の感染爆発が起き、乗客がゾンビ化!安易なゾンビパニックものとは違い、極限状態で人間はどう動くのか?を問う。
また、「セウォル号沈没事件」の悲劇を皮肉った映画ともいえるそうです。これは観たくなりました。

時代小説と任侠ものが好きという初参加の男性が紹介してくれたのは、映画「サウスポー」。
挫折したボクサーが再起を果たす物語。娘のために頑張る男の姿に感動したそうです。
時代小説では、森博嗣が描いた時代小説「ボイド・シェイパ」シリーズがかっこ良い。
冲方丁の「光圀伝」が凄く面白い!と熱く語ってくださいました。
ドラマを良く見ているという初参加の男性は「医龍」「コードブルー」など医療系のドラマ好き。
またアメリカのテレビドラマ「プリズンブレイク」に感動。
家族をテーマにしたものや自己啓発ものを読むとのことですが、最近、ミステリー小説にも挑戦!「神様の裏の顔」(藤崎翔 角川文庫)、「金曜日のバカ」(越谷オサム 角川文庫)、「イニシエーション・ラブ」のどんでん返しにぶっ飛んだ!そうです。

メディアで話題をさらったコミックの紹介もありました!
長瀬智也主演でドラマ化されたコミック「フラジャイル」(恵三朗/草水敏 アフタヌーンコミック)。
その主人公に、長瀬がピタリとはまっていた。
症状を聞いただけでどんな病気かわかる、天才的病理医が主人公の医療コミック。
面白いです。
このマンガがすごいで1位になった、「約束のネバーランド」(白井カイウ/出水ぽすか ジャンプコミック)。
原作・イラストともにしっかりしていて、ファンタジー・サバイバル、頭脳戦、駆け引きの要素がありとても面白い。
アメトークコミック芸人さんたちが絶賛!

いつも、独特の視点で本を紹介して下さる男性が今回紹介してくれたのは、「生き抜くための恋愛相談」(恋バナ収集ユニット桃山商事/イーストプレス)。
恋バナ収集活動他、恋愛のアドバイスは的を得ている。
そしてその分析は非常に論理的!学術雑誌に掲載されたこともある!
恋愛に悩んだら、この本を開いてみて!

最後は、毎年カラコロ工房で行っている本のイベントの冊子が紹介されました。
本屋さんごっこの出展者さんたちの感想が書いてあるそうです。

ということで、今回も本にコミックに映画、ドラマについて話が盛り上がりました。
観たい映画が増えました!
また興味深い本の数々。
聞いていてとても面白かったです。
次回は2月の予定です。

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