第3回 アエルバの読書会 レポート

5月25日(金)に今井書店学園通り店の2Fパソコン教室「アエルバ」で、第3回「アエルバの読書会」を行いました。
男性3人、女性5人の計8人で行いました。
テーマは「あなたの好きな本の一節を読む夜の朗読会」です。
素敵な本の紹介と好きな一節の朗読。
聞いている方も胸に迫るものがありました。

ではでは、トピックです。

初参加の男性のおススメの本は『数学的にありえない』(アダム・ファウラー 文藝春秋)。
未来を予見できるようになった男を追う巨大な組織。その能力を駆使し陰謀を阻止できるか?ノンストップサスペンス。
序文の「人類は絶滅したことが無い」という文言から興味を惹かれ読んだ。
数学者の特殊能力は「確率的に絶対に不可能な出来事を実現できる」ということ。
「確率」についての記述が面白すぎたとの感想。

いつも参加してくれる女性が紹介してくれたのは、『ビブリア古書堂』シリーズ‘(三上延 メディアワークス)。
ビブリア古書堂を通した人の繋がりが描かれている。読みやすい。
そしてコミック「鬼滅の刃」(吾峠呼世晴 集英社ジャンプコミック)は、主人公の炭次郎が鬼狩りになった時に言ったセリフが心に強烈に残り、とても好きなセリフとのこと。
また別の方は、藤子F不二雄の短編集の中にも、著者自身の思想を反映したブラックなストーリーがある。
人間が今いる場所とは別の世界へ行ったらどうなるのか?立場によって「正しいこと」が変わってくると思う。との感想でした。

さらに、コミックの紹介が続きました。
「海皇紀1~45」(河原正敏 講談社マガジンコミックス)は、対立する海の一族が覇権をめぐって戦う物語。
漫画を読んで予想しなかった展開にゾクゾクした。凄く面白いそうです。

本が大好きな女性が紹介してくれたのは、加島祥造の「受け入れる」(小学館)。詩集です。
朗読して頂いたら、心に沁みる言葉がたくさんあり、参加者の皆さんから読みたいとの声が上がりました。
逆に、「指輪物語」(トールキン 評論社)は、人間たちが「指輪」を巡って戦う物語。
「指輪」が人間の心の闇の象徴。
人を引きずりおろすこと、ねたみなどの象徴として描かれていると思う。
すご~く落ち込みたい時に読みたくなる本だそうです。

もう一人、初参加の男性が紹介されたのは、夏目漱石「それから」(新潮文庫)。
言葉フェチで夏目漱石の文章が好き、この作品の中でも好きな行があり朗読されました。
夏目漱石はこの「それから」以降、作家としてグッと深まった。
「三四郎」「それから」「門」は3部作は、社会と自然の相克が描かれていると思ったとのこと。

アエルバの読書会2回目参加の女性の方は「神様のカルテ」(夏川草介 小学館)を紹介されました。
人が人を思う強さ、温かさが伝わる本。
著者が夏目漱石ファンなので、ちょっと古臭い言い回しがある。
でもこの作品に良く似合っていると思うとのこと。
好きな文章を読んで頂きました。
やさしさがあふれているこの作品、改めて感動してしまいました。

今回は「朗読」して頂く部分もありました。
やはり読んで頂くとなんとなく自分も読んでみたいという衝動にかられます。
特に「詩集」などは読んでみたくなります。
小説はなかなか難しいですが、海外では朗読会なども頻繁に開催されているようなので、少しずつそういう風に出来ればいいなあと思いました。

次回のアエルバの読書会は7月の予定です。

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