エキサイティングな面白さ!「警視庁特殺 使徒の刻印」

大田市在住のミステリー作家、吉田恭教さんの
新作が今月発売されました。
「警視庁特殺 使徒の刻印」(KADOKAWA)です。
警視庁捜査一課の凄腕刑事と元刑事で犯罪
ジャーナリストのコンビが猟奇殺人の謎を解く!

警視庁捜査一課・来生班は、猟奇殺人・快楽
殺人など通常の凶悪犯罪事件とは一線を画す
特殊な殺人事件を担当することが多く、
通称「特殺」と呼ばれている。

中でも佐倉智孝は優秀な刑事。しかし
型破りな捜査手法で時に問題になることもある。
彼の心には、犯罪を暴くためなら手段は
選んでいられないという強い思いがある。

そんな彼を心配し、味方になってくれるのは、
元同僚で犯罪ジャーナリストの有働佳祐だ。

ある日、手首を手錠でつながれた焼死体が
発見される。しかもそこにはセメントで
固めた後があった。被害者を逃げられない
ようにしたのか?
その2週間後、また同じような事件が起こった。
被害者は自力で脱出し一命をとりとめた。
病院で治療中、その被害者の背中に「使徒」
を意味する焼印が押されていたことがわかる。

だが、本格的に捜査が始まる中、佐倉は突然
捜査からはずされてしまう!!

残酷な現場、あまりにもむごい仕打ち、
被害者の体に残る謎めいたメッセージ…。
犯人の意図とは?

有働佳祐の力を借り、佐倉は事件の核心に
近づいてゆくが・・。

警察小説としての面白さ、随所に
盛り込まれた本格ミステリー的展開!
この二つの融合と、孤高の刑事&心優しき
犯罪ジャーナリストという魅力的な
キャラクターが、エキサイティングな
面白さを生んだ!
いっき読み必至の警察ミステリー!

‘探偵・槇野&女刑事・東條’シリーズに
並ぶ面白さだ。

この作品もシリーズ化してほしい!

『警視庁特殺 使徒の刻印』
著者:吉田恭教
出版社:KADOKAWA(文庫)
価格:¥680(税別)