誰にも予想出来ない!驚愕と戦慄!「そしてミランダを殺す」

昨年の各社の年末ミステリランキングで第2位
にランクインした、ピーター・スワンソン
「そしてミランダを殺す」(創元推理文庫)
を読みました。

1位の「カササギ殺人事件」も想像を絶する
展開で、泣けるくらい面白かったですが、
こちらの作品も2位になったのは惜しいくらい、
面白く衝撃的ミステリ作品でした!

IT関連起業の若き社長、テッドは、
ヒースロー空港のバーで、一人時間を
つぶしていた。
その時、一人の美しい女性に声をかけられる。
彼女の名前はリリーと言った。

テッドはリリーに全く記憶がない。
しかし、リリーは気安くテッドに話しかけてきた。
テッドは酔った勢いで、1週間前に妻のミランダの
浮気を知ったことを話し、冗談半分で「妻を殺したい」
と言ってしまう。
しまったと思ったが、リリーは「ミランダは
殺されて当然だ」と断言し、妻を殺害することの
正統性を力説。そして妻殺害の協力を申し出る。

リリーの話を聞いたテッドは、妻ミランダに対し
殺意を抱くようになり、二人は殺人計画を練った。

そして、決行の日が近づいた時、想像を絶する事件が起こる。

男女4人の語りで進行する殺人計画。
追うものと追われるものが、激しく入れ替わる展開。
そこにはサイコパスの影もちらつく!
驚愕と戦慄が交互に襲う!

超絶技巧で仕組まれた著者の罠に完全にはまる。
最後の最後まで気を抜けない、完全無欠のミステリー。

『そしてミランダを殺す』
著者:ピーター・スワンソン/務台夏子(訳)
出版社:東京創元社(文庫)
価格:¥1,100(税抜き)

第11回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作「幻の彼女」が凄い!

島田荘司さん選の「ばらのまち福山ミステリー文学賞」。
この賞を受賞され、デビューしたミステリ作家さんは結構多い。
今年は11回目。
受賞作は、酒本歩さんの「幻の彼女」(光文社)です。

色々なところで取り上げてありました。これは絶対に
読まないと!と思い、先週いっき読みしました。

ドッグシッターの風太のもとへ、元カノ・美咲の訃報が
届いた。自分と同じくらいだからまだ30代だ。
若すぎる死に驚く風太。友人の雪枝と飲んでいた時、
その話をすると他の元カノにも連絡してみたらと言われる。

風太は、蘭とエミリのことを思い出し、連絡取ろうとした。
しかし、二人にも連絡がつかず消息がつかめなかった。

風太の心に得体の知れない不安が広がっていった。
いったい3人はどうなったのか?

風太はドッグシッターの仕事を中断し、3人の行方を追う。
彼女たちの友人、住んでいた家、通っていた学校など…。
しかし、彼女たちはまるで存在しなかったかのように
全ての痕跡が消えてしまっていた。

日々、憔悴してゆく風太を心配する雪枝と、
風太の同級生・裕一郎は、彼をサポートし彼女たちが
消えた謎を追う….。

一人の男性と交際していた女性が、3人とも行方知れずになる?
何だこの展開?。早々に不気味な事件の予感が!
女性たちは殺されたのか?じゃ犯人は風太なのか?

読みながら、様々な推理が頭の中で炸裂する!
伏線となるキーワードが登場すると、もしかして
こういうことなのか?とまたまた推測するが、
そのすべてがことごとく覆される!

推理する面白さと、その面白さを越えた尋常ならざる
真相に度肝を抜かれた!

凄いミステリー小説の誕生です!

『幻の彼女』
著者:酒本歩
出版社:光文社
価格:¥1,500(税別)

誰もが知っている昔話が驚愕の変化!「むかしむかしあるところに、死体がありました」

面白いミステリーが発売されました!
「むかしむかしあるところに、死体がありました」(双葉社)
著者は、「浜村渚の計算ノート」(講談社)シリーズで
おなじみの、青柳碧人さんです。

浦島太郎、鶴の恩返し、花咲かじいさん、一寸法師、
桃太郎など、私たちが昔から良く知っている昔話を
ミステリー仕立てにした、前代未聞の短編集。
その面白さは強烈!黙ってはいられない面白さだ!

これらの昔話は、本来の物語を踏襲しつつ
新たな解釈をプラス。

物語のなかの登場人物たちは、昔話同様に、
善人と悪人がはっきり分かれて描かれている。

そして、もっともっと人間くさく、
ドロドロとした人間関係を盛り込み、
より現実の世界に近づけている。

さらにこれらの物語が面白いのは、
密室、倒叙、アリバイ、ダイイングメッセージ、
クローズドサークルなど、本格ミステリーの醍醐味で
ある要素がほぼ全てこの1冊に収められているところだ。

昔話の短編集でありながら、ものの見事に読み応え
たっぷりのミステリー小説に変化させた。
この驚愕の変化にミステリーファンは狂喜乱舞!!

これは読まないと損をします!

『むかしむかしあるところに、死体がありました』
著者:青柳碧人
出版社:双葉社
価格:¥1,300(税別)

心癒される、優しいミステリー『ひゃくめ はり医者安眠夢草紙』

『シンデレラの告白』で第7回角川春樹小説賞を
受賞された櫻部由美子さん。
受賞作を読んだ時、誰もが知っているおとぎ話が
大人のミステリー小説に変化していて、そこが
あまりにも面白くて、感動!感激!しました。

その後は、謎多き画家・フェルメールの半生を
生き生きと描いた、『フェルメールの街』が
とても印象に残りました。

様々なジャンルの作品に挑戦される櫻部さん。
今度は時代小説です。
はり医者の安眠先生が、心と身体の不調の謎を
解き明かします。

眠れない日々を過ごす、染井屋の娘・音夢は、
外神田で鍼灸の治療所を開いている、はり医者
安眠の元へ診察に通っている。
安眠が施す鍼治療で徐々に良くなってきている
ように感じる・・・。
しかし、音夢はある事件がきっかけで心を固く
閉ざしたままでいた。
この世にあらざる物の怪の気配を感じるように
なってしまったのだ…。

だが、安眠のぶっきらぼうな優しさが、やがて
音夢の心を解きほぐしてゆく…。

他に、安眠と懇意にしている、振り薬屋に
降りかかった災難や、安眠の父を看病する
美しい尼・庵主さまの謎に迫る時代ミステリー。

そして、登場人物も魅力的!
音夢、安眠先生ほか、治療院の隣に住む
ご老人・飄兵衛、安眠の友人で、ちょっと
お腹の弱い同心・蒼一郎、美しい尼の庵主さま
などなど心優しき人たちが、この物語を彩っている!

著者の櫻部さんからは
「鍼灸の面白さをお伝えしたくて、安眠先生を
登場させました。皆様の心が暖かな‘気’で
満たされますように…..。」
とのコメントをいただきました。

その言葉通り、読み終わった後暖かい「気」で
包まれているように感じました。

『ひゃくめ はり医者安眠夢草紙』
著者:櫻部由美子
出版社:角川春樹事務所
価格:¥680(税別)

男気あふれる展開に痺れる!『夢胡蝶 羽州ぼろ鳶組』

シリーズいっき読みするのは、もったいないので、
じっくり読んで6巻目です。

「夢胡蝶」は吉原が舞台。
苦界に身を投じなければならなかった女性たちの
悲哀も描かれ、とても切ない展開もあります。
そして、彦弥の過去も明かされる、彦弥のかっこ
よさと哀愁が際立った巻です!

ぼろ鳶組の纏番・彦弥は、半鐘が鳴っている方向へ
奔った。そこは江戸最大の「不夜城」吉原…。

燃え盛る炎の中で、一人の遊女が押し入れに
隠れた。死にたい…ただそれだけの思いだった。
故郷に思いを馳せ覚悟した瞬間、突然男の声がした。

「お前の願いをすべて叶えてやる。だから生きろ」
遊女は男のその言葉を聞いて、自分の命を託した。

彦弥と妓楼醒ヶ井の花魁・花菊との運命的な出会い…。

吉原で不審な火事が頻繁に起き、吉原火消の
矢吉が、松永源吾率いるぼろ鳶組を訪ねてきた。
彦弥に花魁・花菊を助けてもらったことで、
矢吉は、ぼろ鳶組を頼り吉原の火事の調査を
手伝って欲しいと依頼してきたのだ。

頼まれると断れない性格の松永は、火事の真相を
探るため、彦弥・星十郎・寅次郎・武蔵らとともに
吉原に滞在することになった。

だが、吉原にいた火消たちは、彼らだけではなかった。
大名火消に定火消たちもすでに入っていたのだ。

この火事の裏には何かある…と感じた松永たちは
早速調査を開始する。

彦弥と花菊の運命的な出会いと恋模様を背景に
謎の事件が次々と起こる。

吉原で連続して起こる火付け、下手人と思われる
者の殺害事件、そして黒幕…。
星十郎と、松永の妻・深雪の推理が冴えわたる!!

そして、花菊との約束を守るため、命をかける
彦弥があまりにもかっこよく、彼の男気に
痺れてしまった。

今回登場した、吉原火消の特殊性が際立ち、
とても面白かった。同じ火消でも全く立場が違う。
しかし立場なんかくそ喰らえ!火が出たら
消すのが火消だ!松永の言葉で吉原火消も
本気になった!!

前巻以上に面白い展開に興奮冷めやらず!

『夢胡蝶 羽州ぼろ鳶組』
著者:今村翔吾
出版社:祥伝社(文庫)
価格:¥760(税別)

最強の女スパイ登場!『十三階の女』

「女性秘匿捜査官・原麻希」
「警視庁‘女性犯罪’捜査班 警部補・原麻希」
「警視庁53教場」、「新東京水上警察」など
多くの警察小説のシリーズを描きつづける吉川英梨さん。

どのシリーズもめちゃめちゃ面白く、弱そうに見える
けど、覚悟を決めたらやたらに強くなる女性たちが
とても魅力的で大好きだ。

『十三階の女』は今までの女性刑事とは全く違う。
公安の女性刑事が主人公。

警視庁の公安秘密組織に属する、公安の中でも
エリート中のエリートが集められた精鋭部隊、
組織は警視庁の「十三階」に存在する。

国家をテロリストや異分子から守るため、
時に非合法で非情な手段に出る。
盗聴・盗撮・身分偽装など何でもやる。

その十三階で最強と言われる女性刑事・黒江律子は
新人でありながら、突出した仕事ぶりで
上司の信頼も厚かったが、テロリスト
「名もなき戦士団」から情報を得るため、
ハニートラップを仕掛けたものの失敗!
北陸新幹線を爆破されてしまう。
己の未熟さを痛感した律子は、仕事から離れる。

だが、「十三階」は律子を見捨ててはいなかった。

「名もなき戦士団」を壊滅させるため、新たな
ターゲットを絞り、律子は再びハニートラップで
男を惹きつける。彼の心を自分に向けるため、
様々な情報を引き出し、取引に使う。
次第に男にのめり込んでゆく律子。
男を本当に愛してしまったのかだろうか?
任務に没頭するあまり、壊れてゆく律子・・・。

律子の行動は、どこまでが演技でどこまでが本気なのか?
嘘と真実の狭間で主人公自身が激しく揺れ動いている。
そして、読んでいる方も翻弄される。

愛したかもしれない男との壮絶な騙し合いで疲れ果てる
律子。弱く脆い、そんな風に思えたがクライマックスで
彼女の強さが爆発する!

今までのシリーズで登場した女性刑事と一線を画す。
職務に対する凄まじいまでの熱量が、律子の魅力。

この作品で新たな女性刑事像が確率されたようだ。
めちゃめちゃ面白かった。
次回作が待ち遠しい~。

『十三階の女 警視庁公安部特別諜報員・黒江律子』
著者:吉川英梨
出版社:双葉社(文庫)
価格:¥713(税別)

大阪府警が挑む!猟奇事件。大阪府警シリーズ「切断」

黒川博行さんの初期の警察小説がとても面白い!
大阪府警シリーズで、「二度のお別れ」「海の稜線」
「雨に殺せば」「絵が殺した」「ドアの向こうに」
などなど、一時はまってしまい夢中で読んでました。

その中の1点「切断」は未読だった。
物語の中に少しだけ「鳥取」のシーンが出てくることも
あり、お~っと地元が・・・と興味を惹かれ手に取った。

病院で猟奇的殺人事件が発生した!
被害者は鋭利な刃物で首を切り裂かれ、
そして耳を切りとられ、さらにその耳穴には
別人の小指が差し込まれていた。
その指は死後切断と断定され、連続殺人の捜査が始まるが、
それをあざ笑うかのように、またもや猟奇的殺人が起きた。
発見された変死体は、舌を切りとられた首絞死体。
異様だったのは、前の被害者の耳が口に突っ込まれて
いたことだ。明らかに異常だ。

大阪府警捜査一課・海部班の久松たちは、捜査の
過程で浮かびあがってきた一人の女性の足取りを追う。

警察の地道な捜査過程と、犯人側の行動、
さらに、過去と現在が複雑に交差しつつ描かれ、捜査側の
視点で描かれる作品よりも、ミステリー性が重視されている
ように感じた。
このストーリー展開に魅了され、結末までいっき読みだった。

ただ、犯人の気持ちを思うと読後はとても切ない。

『切断』
著者:黒川博行
出版社:東京創元社(創元推理文庫)
価格:¥660(税別)

爽快感がたまらないコミック!PARTⅡ「ミステリと言う勿れ②」

田村由美さんの新作は、へんてこりんな頭が特徴の
大学生、久能整(ととのう)が独自の理論と推理で
警察官や犯罪者を煙に巻く、「ミステリと言う勿れ」。
現在4巻まで発売中で第2巻を読みました!

第②巻は….

本日が最終日と言う美術展を観にゆくため、
バスに飛び乗った、整。
しかし、しばらく走るとバスは美術館とは全く違う
方向へ向かった。
乗客たちが騒ぎ始めると、突如男が凶器をちらつかせ
バスジャックだと言った。
犯人の身勝手な発言に、一人「異」を唱える男・久能整。

彼らが拉致された場所は富豪の大邸宅。
そこでなぜ彼らが拉致されたのかが明らかになる。

バスジャック犯は自分の妹を殺害した犯人を炙り出すために
いつも、この時間のこの路線を使っている乗客たちを
集めたのだ。

そして彼らの罪を告白させようとする。
彼らの告白に対し久能整は、またしても「異」を唱えるのだった。

矛盾だらけの日本社会。しかし整は、物事の本質を
見極め、その矛盾点を突き、心に深い闇を抱く者たちの心を救う。
それが、エピソード②の後編「犯人が多すぎる」の物語。

2巻では、彼が「いじめ」について語るシーンは目からうろこ!
それはとても衝撃的なのだ。
ちょっと見方を変えることができるかも・・・と思わせる。

さらに、エピソード③は、心癒され、エピソード④からは
ある富豪の遺産相続事件にまきこまれてゆく!!

面白くてすっかりはまってしまいました。

第③巻に期待!

『ミステリと言う勿れ②』
著者:田村由美
出版社:小学館(フラワーコミックスアルファ)
価格:¥429(税別)

最強の女刑事・淵神律子シリーズ第2弾『スカーフェイスⅡデッドリミット』

「SRO 警視庁広域捜査専任特別調査室」、
「生活安全課0係」シリーズなど、今人気の
警察小説を描き続ける、富樫倫太郎さんの
異色の警察小説、「スカーフェイス」。

前作が非常に面白かったので、シリーズに
ならないかなと思っていたら、第2弾が発売されました。

律子の荒っぽさは変わらず、警視庁内部でも
敵が多い淵神律子。

しかし、特別捜査第三係のメンバーは、淵神の
優秀さを知っている。

ある時、一人の男が人体の一部とパソコン持って
警視庁に出頭してきた。
それらを詰めたバッグの中から一枚のメッセージが
出てきた。そこには「淵神律子以外のものはさわるな」
と書いてあった。

淵神は、出頭してきた男に覚えがない・・・。
過去の事件が関わっているのか?

そしてパソコンの映像には、生き埋めにされた
若い女性の姿と48時間後には酸素が無くなるという
カウントダウン表示があった。
早急に動かなければ女性が死んでしまう!

淵神をメインとする捜査態勢に捜査一課の面々は
激昂するが、上からの指示で矛を収めざるを得ない。

重要データへのアクセス権をとりつけた、淵神は
特別捜査第三係の円・藤平とともに捜査を開始。
やがて、被害者二人の身元が判明する。

被害者はある「AV」で繋がったのだ・・・・。

律子はこの捜査に没頭する。しかしその裏では
もう一つの事件が進行していた。

警察小説としては非常に面白い。
だから、次々とページが進んでしまう・・・。

ちょっとしたはずみで底辺に落ちた女性たち。
小さな夢を持ちつつ、それを叶えようと必死な女性たち。
そんな彼女たちを言葉巧みに誘い、最悪の場所へと陥れる!
人の心を持たない、ケモノのような人間たちの
所業に淵神たち刑事は言葉もない・・・。

衝撃を通り越し、心に痛みが永遠に残る哀しいストーリーだ。

『スカーフェイスⅡ デッドリミット 警視庁特別捜査第三係・淵神律子』
著者:富樫倫太郎
出版社:講談社(文庫)
価格:¥780(税別)

心が震える!老兵たちの戦い「ライオンの冬」

ハードボイルド小説と言えば、沢木冬吾さんの作品です。
「約束の森」を読んで、沢木作品を好きになったので、
他にはないかなと調べたら、
「ライオンの冬」を見つけました。
内容は私好み!めちゃめちゃ面白そう!

伊沢吾郎、82歳。かつて日本陸軍の狙撃手として
フィリピンで戦った男。
軍人恩給で一人暮らしをしていたところに
理由ありの孫娘、結と一緒に暮らすことになった。

孫娘との生活は、ひとり暮らしの吾郎にとって、
最後のいきがいとなった。
80も過ぎてからこんなに楽しいことが起きようとは・・・
この幸せを噛みしめていた。

かたや、結は、冬になると雪で大変なことになるこの
土地で、祖父との日々は楽しくて仕方なかった。

そんな二人の生活に突如、暗雲が立ち込める。
一人の少年の失踪事件をきっかけに、雪山は
緊迫感に包まれる。

伊沢の動向を監視する、謎の男たち….。
伊沢のフィリピン時代の出来事とある事件が
クロスし、伊沢を窮地に陥れた!

伊沢と結を守ろうとする勢力と、伊沢を消そうとする
勢力がぶつかり合い、とうとう闘いが始まってしまう。

戦争で死地をくぐりぬけてきた伊沢らに翻弄される男たち。
雪山でのゲリラ戦は、老兵たちの独壇場だ!
伊沢は、大切な孫娘・結を守るため再び銃を持った!

戦争の暗い過去を背負った男たちの矜持。
フィリピンでの闘いでたくさんの戦友を
失った伊沢たち。囚われた過去を背負いながら
守るべきものを守る!
最後の力を振り絞って戦いに挑む老兵たちに
胸が熱くなる!!

沢木作品の傑作中の傑作!

『ライオンの冬』
著者:沢木冬吾
出版社:KADOKAWA(文庫)
価格:¥640(税別)