急転直下!衝撃的すぎる!『紅霞後宮物語 第十一幕』

後宮小説でいま一番ハマっているシリーズの
最新刊、「紅霞後宮物語第十一幕」を読みました。
ありえない展開がもう衝撃的すぎる!

新たな皇族の官吏として登用した茹王。
併せて彼の長女も後宮に入ることになった。
しかし、長女は病死しその代わりに庶子である
妹の茹仙娥を新たな妃嬪として迎えることになった。

文林は、「茹仙娥には手をださない」と
小玉に約束していたのに、茹仙娥が懐妊した。
後宮中は慌ただしい雰囲気に包まれる。

文林は懐妊の件で小玉に弁明に来ることはなかった。
釈然としない小玉。

そんな中、紅霞宮では小玉と女官たちを
謎の体調不良が襲っていた。
療養のため、都を出た小玉たちと入れ替わりに
尚宮の徐麗丹が紅霞宮に入り、原因究明に乗り出す。

姉の代わりに妃嬪として迎えた茹仙娥。
美しすぎる悪女顔に、誰もが疑心を抱いていた。

徐麗丹も、もしかすると紅霞宮の謎の病の
原因は茹仙娥の仕業ではないかと疑ったが、
確実な証拠もなく、じりじりと時間だけが
過ぎていった。

さらに、療養地から都・・・。距離が離れて
いる分、小玉と文林の間の溝も深まってゆく・・・。

また、隣国の寛国皇帝の寵姫である梨妃の
奸計で、康国にただならぬ動きが出始める。
彼女の野心が、文林治める宸国にどのような
影響を与えるのか?

そして、小玉を襲ったありえない事態!!!
思わず本を落としてしまったほどの衝撃!

大波乱の展開になった今作。
十二幕が待ちきれない!

後宮小説の傑作シリーズ!

『紅霞後宮物語 第十一幕』
著者:雪村花菜
出版社:富士見L文庫(KADOKAWA)
価格:¥600(税別)