正義か?悪か?!新ヒーロー!『脳男』映画化です。

第46回江戸川乱歩賞受賞作、首藤瓜於『脳男』(講談社文庫)が映画化です。生田斗真さん主演。

連続爆弾犯のアジトで見つかった、一人の男。
逮捕されたその男は、新たな爆弾の在処を警察に告げた。彼は共犯なのか・・・?
男の精神鑑定を依頼された精神科医・鷲谷真梨子は、彼の本性を探ろうとするが、つかみどころがない。あらゆる実験を重ねた結果、男は感情が欠落した、「感情のない」人間だった。
痛みを感じない、運動能力は抜群、一度見たものは忘れない、怪人と言った方が良いのか・・・?そして男が入院する病院に爆弾が仕掛けられた!!
連続爆弾犯を追う茶屋警部は、男の正体を解明に挑む、鷲谷医師と共に事件の核心に近づいていく!!

「脳男」が抜群な運動神経と頭脳を活かし、悪を狩る!読んでいると何が「正義」で何が「悪」なのかわからなくなる・・・。
この「脳男」のキャラがとても魅力的。そして「感情のない」ということがどういうものか興味深く読めた。
映画化にはぴったりの作品だと思う。しかし「脳男」を演じるのはかなり難しいと思います。
生田クンがどう演じるのか?興味津々。映画、絶対に観たいなと思います。

『脳男』
著者:首藤瓜於
出版社:講談社
価格:¥590(税別)