‘どんでん返し’ミステリー!PART3「星降り山荘の殺人」

倉知淳さんの「星降り山荘の殺人」を読みました!
登場人物たちが、雪深い山荘に閉じ込められ、そこで殺人事件が
起きるというもの。
招待された人たちがみな山荘に集結したあと、
下界では、大雪のため交通網・連絡網が麻痺!
そのため、誰も山荘には入り込めない。
だから、招待者の中に犯人がいる!という設定。

星降り山荘

この作品の面白いところは、
場面が変わると、作者のメッセージがあらわれるところ。
これをスルーしてはいけません。しかしそれは
ミスリードを誘うのか?それともミステリー解決のヒントなのか?

だから身構えて読んでしまいました。
そして気を抜かずに、気になるところは図と照らし合わせ、
下手するとメモまでして読んだというのに・・・・・!!
なんのことはない!
やはり、やはり、私の予想をはるかに超え、「うっそ~」と
思わず声が出たのでした。

解説は「腕貫探偵」シリーズの西澤保彦先生が書いていらっしゃいます。
この解説もとても面白いですよ~。

ここのところ、こういうミステリーばかり読んでいて
頭がくらくらしそうです。
なぜか、騙されたくて読んでいるんだな~。
これが病み付きというものか・・・。

驚きたいひとにぜひおススメ!

『星降り山荘の殺人』
著者:倉知淳
出版社:講談社(文庫)
価格:¥752(税別)