第45回内田樹読書会レポート

1月26日(木)に第45回内田樹読書会を行いました。
昨年から注目を浴びている「マインドフルネス」。
その正体を探るというテーマで、課題図書2冊を読み、「マインドフルネス」を知り、「ストレスフルな生活」を送るにはどうすれば良いかを話しあいました。
参加者は、男性が4人、女性が5人、計9人で語りました。

★課題図書 NHKスペシャル取材班『キラーストレス』NHK出版 ¥780(税別)
★課題図書 熊野宏昭『ストレスに負けない生活』ちくま新書 ¥760(税別)

それではトピックスです!

・「キラーストレス」の内容は、昨年NHKスペシャルで放送されたものをそのまま本にした。
日々感じる小さなストレスから命に関わるストレスとはどういうものか?を解明してゆく。
また子供の時の経験(虐待、いじめなど)は大人になっても、大変なストレスを抱えることになる。
ストレスの対処法であるコーピング(ストレスを観察し対処する)、そしてマインドフルネス方法に至る。
・この本にはストレスチェック表がついていて。260点以上だと危険なストレス度。
200点以下だとそれほど心配はない。表にチェックを入れた参加者の中では、皆200点以下だった。
・ストレスチェック表の中では、「配偶者の死」が一番高く、その次が「会社の倒産」。
・「配偶者の死」は男性にほかなりのストレスがかかるらしい。その点女性は立ち直りが早いようだ。
・大人になるとストレス発散がうまく出来ない。今の世の中は生きづらさを感じる。
・ストレスで突発性難聴になったことがある。(参加者の中でなんと3人も!)
・マインドフルネスに関しては、アメリカの大企業から広がっていった。
エリートが多い中、激しいストレスにさらされ、安定した気持ちを持ち続ける方法として、マインドフルネスが導入された。
・「ストレスに負けない生活」も実際のマインドフルネスに関する記述は少ない。
コーピング、アンガーコントロールについての記述が多い。マインドフルネスに関しては、ストレスに対処する方法として紹介している。
・マインドフルネスは、精神世界的な見方がある。また宗教色を抜いたものでは心理学に属するものがあり多様。
・寺での座禅には瞑想効果が多少ある・・・?
・瞑想は自分が自分でなくなるところまで行くと言う観点からすると座禅とは違う。
・自分がなくなるという瞑想は、カルト的宗教をイメージしてしまい、瞑想=マインドフルネスはなかなか浸透しなかったのでは・・・?
・ネガティブ思考は受け入れて置いておく、ポジティブスイッチを入れる。(どちらの考え方も持っておく。)脳は楽しい事1、嫌なこと5くらいの割合で覚えている。
・反芻と心配について、反芻は過去を振り返り反省を繰り返す。これは、やればやるだけ落ち込みがひどくなってゆく。お酒を飲んで忘れるという行為はただ逃げているだけ。
・心配というのは取り越し苦労。まだ起きてもいないことを心配し、さらなるストレスを自ら呼び込んでいる状態。この二つの状態は、つらい状況にいる今の自分から逃れるため、さらなるつらさを想像することによって、本当にもっとつらいことが起きても、その時にひどく落ち込まなくても済む。今感じている不幸を別の不幸に置き換えているだけ。まさに負の連鎖。
・現代人の脳はストレスに弱い。選択肢が非常に多いから仕方ない。昔の人はいまほどの選択肢はない。闘って生きるかそれとも死か・・・?「闘争」か「逃走」か?究極の選択・・。
・うつ病を「甘え」だと言っている人もいるけれど、うつ病は生活習慣病。
・ストレスのかかり具合を自分で知るには、本をよく読む人は、本が読めなくなるという状況に陥った時、かなりのストレスがたまっているかもしれない。

★ストレスに対処する方法⇒「コーピング」(楽しいことを考える)
・楽しいと感じることをノートにどんどん書いてゆく。(100項目くらい書いてゆくと気分が高揚してくる。)書くだけでストレス発散になる
・軽い運動(ウオーキング、ボルダリング、ゼロベースランニング・・・などetc)
・ストレスを感じた時、ちょっとした楽しいことを考える(今日の献立、終業後の映画鑑賞、飲み会、
好きなジャンルの本を読む、テレビでお笑いを見る、ひとり旅をする、山登り、カラオケ・・etc)
・車の運転中はクリエイティブになれる。

★マインドフルネス→宗教色を抜いた瞑想、囚われから解放される状態、
・ストレスに強い体質を作る。
・マインドフルネスは、独特のスタイルがある。(蓮華座、前傾姿勢、)
・きちんと瞑想の域に入ると、リラックスして眠くなる。
・呼吸が大事。
・自分なりにやってみないとわからない。(座禅のようでもあり・・・?)

まとめ
今回は様々なストレス対処法があるということがわかり、ストレスはそれほど怖くないということに気がついた。この回はやって良かった。
コーピングの方がわかりやすかった。マインドフルネスまでいかなくても、コーピングをすればストレスはかなり軽減されることがわかった。
「キラーストレス」を回避できそうな感じです!

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