第6回 アエルバの読書会 レポート

11月30日(金)に今井書店学園通り店の2Fパソコン教室「アエルバ」で、第6回「アエルバの読書会」を行いました。今回のテーマは「私・あなたにあった本を紹介してください」です。男性2人、女性7人の合計9人で話しました。

ではでは、トピックです。
最初に自己紹介をしました。その時にどんな本が好きで、それ以外にどんな本を読んでみたいかを話して頂きました。

「出会った本」を買う、「出会った本」を読む。その時のインスピレーション。POPで紹介された面白そうな本を買っている。などなど。
江戸川乱歩や谷崎潤一郎を読むけれど、このようなテイストで舞台は現代の小説を紹介してほしい→東野圭吾「沈黙のパレード」(文藝春秋)ほか大沢在昌、今野敏など。
谷崎潤一郎に関連して、「谷崎潤一郎犯罪小説集」の紹介。文豪がミステリー小説を描いていた。この小説集の中で最も面白かったのは「途上」。探偵が帰宅途中のサラリーマンに未必の殺意について語る話。その話を聞いてサラリーマンが恐慌をきたすという物語。見事な心理サスペンス。
松本清張も好き。ではでは、松本清張賞受賞作はいかが?ということで紹介したのが、
「推定脅威」未須本有生(文春文庫)

最近、はまってしまったのが、香月日輪。「地獄道霊界通信」シリーズなど泣けるラノベ系が多い。あと、泣きたい時は漫画を読む。
またブルーバックスにもはまっている。なぜか?物事の「真理」を知りたくなる。
最近読んで面白かったのは「新しいキログラムの測り方」。昔の測り方とどう違う?それは何で!!?と思ってしまうと居てもたってもいられなくなり本に走る。
谷川俊太郎の詩集は合唱にも使われる。子どもの読み聞かせにも最適。しかし、歌詞には軽い感じのものと重いものがある。
「もう一度読みたい教科書」のシリーズ(学研教育出版)が泣ける!

ネスカフェオリジナルの恋愛小説「美しい時間」(小池真理子&村上龍)は、とても美しい文章で物語が紡がれていて、言葉の一つ一つが心に沁みる。
(朗読して頂きました。)

母親の紹介で読んだノンフィクションが感動的だった。「エンジェル・フライト 国際霊柩送還士」佐々涼子 (集英社文庫) 外国で亡くなった日本人、日本で亡くなった外国人たちを本国へ送る人たちの仕事。感動します。
「紙つなげ 彼らが本の紙を造っている」佐々涼子 (ハヤカワノンフィクション文庫)
東日本大震災で被災した製紙会社。震災後、紙の製造がとまってしまっては日本の出版業界は大打撃を受ける。そうならないように必死にこの会社を復活させた人たちの仕事ぶり。涙なくしては読めない。

本好きの方たちの話は尽きず・・・。今回も楽しい時間を過ごすことができました。

次回のアエルバの読書会は来年1月の予定です。

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