型破り皇后さまのさらなる闘い!!「紅霞後宮物語第4幕」

衝撃の面白さではまってしまった、「紅霞後宮物語」シリーズ。
早くも第4幕に突入しました。
この第4幕が最新刊なので、これを読み切ってしまうとしばらく
小玉皇后にお会いできなくなってしまい、少々さびしい気がするのですが・・・。

やっぱり読んでしまいました!!
第4幕、ちょっと切ない展開です。

紅霞4幕

友の突然の死から約半年後、文林は1冊の帳簿を小玉に見せた。
案の定、小玉は渡された帳簿を見てもちんぷんかんぷん。
何でこんなわけのわかんない帳簿をあたしに見せるのよ?
的な眼で文林を見た。
文林は、その帳簿のある一点を示す。
それは帳簿の中に頻繁に出てくる「維山(いざん)」という地名。
他の地名と比較しその数は不自然に多かった。

その「維山」が鄒王の死、さらには友の死に繋がるものだと
推理した文林は、現地調査を小玉に依頼する。
小玉は、皇后の行啓として維山に向かった。
皇后本人が表だって隠密行動が出来ないので、小玉は皇后の
影武者をたて、自身は陳校尉として調査を開始する。
街の様子をしばらく眺めていた小玉は、不気味な違和感を感じる・・・。

小玉は、違和感の正体を探るべくすばやく動いた。
さらに、文林からの勅書!!
急転直下の事態に小玉は仰天する!!!

文林失脚を狙う、闇の存在を浮かび上がらせること、
さらに友の死のかたをつけるため小玉は戦うことを決意!

怒涛の展開とそのスピードに、頭が一瞬置いてけぼりになるほどです。

第5幕早く出してくださ~い。
でもあとがきに「外伝」とかあったので楽しみは益々大きくなるばかり。

『紅霞後宮物語 第四幕』
著者:雪村花菜
出版社:KADOKAWA(富士見L文庫)
価格:¥600(税別)