田村由美さんの新作は、へんてこりんな頭が特徴の
大学生、久能整(ととのう)が独自の理論と推理で
警察官や犯罪者を煙に巻く、「ミステリと言う勿れ」。
現在4巻まで発売中で第2巻を読みました!
第②巻は….
本日が最終日と言う美術展を観にゆくため、
バスに飛び乗った、整。
しかし、しばらく走るとバスは美術館とは全く違う
方向へ向かった。
乗客たちが騒ぎ始めると、突如男が凶器をちらつかせ
バスジャックだと言った。
犯人の身勝手な発言に、一人「異」を唱える男・久能整。
彼らが拉致された場所は富豪の大邸宅。
そこでなぜ彼らが拉致されたのかが明らかになる。
バスジャック犯は自分の妹を殺害した犯人を炙り出すために
いつも、この時間のこの路線を使っている乗客たちを
集めたのだ。
そして彼らの罪を告白させようとする。
彼らの告白に対し久能整は、またしても「異」を唱えるのだった。
矛盾だらけの日本社会。しかし整は、物事の本質を
見極め、その矛盾点を突き、心に深い闇を抱く者たちの心を救う。
それが、エピソード②の後編「犯人が多すぎる」の物語。
2巻では、彼が「いじめ」について語るシーンは目からうろこ!
それはとても衝撃的なのだ。
ちょっと見方を変えることができるかも・・・と思わせる。
さらに、エピソード③は、心癒され、エピソード④からは
ある富豪の遺産相続事件にまきこまれてゆく!!
面白くてすっかりはまってしまいました。
第③巻に期待!
『ミステリと言う勿れ②』
著者:田村由美
出版社:小学館(フラワーコミックスアルファ)
価格:¥429(税別)