「腕貫探偵」シリーズ最新作「逢魔が刻」にぶっ飛んだ!!

西澤保彦先生の文庫「腕貫探偵」シリーズは、
「帰ってきた腕貫探偵」が最新作です。
そして、同じ時期に単行本の新刊も出ました!
「逢魔が刻 腕貫探偵リブート」
早速読みました。
相変わらずの面白さ!さらにさらにパワーアップ!

神出鬼没の公務員探偵「腕貫さん」を
‘だ~りん’と呼び慕う、美貌のセレブ
女子大生、住吉ユリエ。

【ユリエのお見合い顛末記】
そんなユリエにお見合い話が浮上。
住吉グループの総帥・祖母からの話だけに
断れない。しかし祖母の美味しい食事ができる
の一言でお見合いに出かけた。
美味しい食事のあと、見合い相手と二人きり。
気まずい空気が流れたが、もう少し食事を
しましょうとの申し出。ユリエにNOはない。
そして食事をしながら相手から出た話に仰天!
なんと、この男性、とんでもない秘密を
抱えていた!?

【逢魔が刻】
櫃洗大学で教鞭をとる男性講師。
ひそかに住吉ユリエを思っている。
今日も外食をしていたら、ユリエたちがやってきた。
それにしても、先日も外食先でユリエたちと
遭遇しかけた。ストーカーと思われていないか…。
そんな男性講師は自分にテレパシーがあると
思い込んでいた。
複雑な家庭環境で育ったこの男性講師。
ほぼ縁が薄くなっていた父親が亡くなり
葬儀に出席するため、故郷にもどると
彼の実家には警察の規制線が張られ、
警察車両が取り囲んでいた。
幼いころの思い出の食堂に行ってみると
そこに住吉ユリエがいた!!
ところがこの事件、思わぬ方向に転がってゆく。

【マインド・ファック・キラー】
櫃洗大学で臨時講師をしている、外国人
男性講師たち。日本人の女性たちと
きわどい関係を続けている。そんな彼らは
ある日、一泊で日本人女性の知り合いの
別荘でパーティーを行うことに。
ところが、それが信じられない惨劇を引き起こす。
今までにないぶっ飛びのシーンに衝撃!

【ユリエの本格ミステリ講座】
ある日、同級生の男の子から、「親族が関わった
殺人事件を題材にミステリ小説を書いていみたい」
と相談される。ユリエは大乗り気でストーリー
作りに着手。しかし・・・
最後の最後でなんと「腕貫探偵」本人が登場。
そのストーリーをどう作るのか?
腕貫さんに相談することに….。

ユリエのお仲間たち、そして、水谷川刑事など
おなじみの面々が終結!!

ミスリードに大どんでん返し、本格ミステリの
面白さが詰まっている!
笑撃?衝撃!度肝を抜く展開も待っている!

連作ミステリの傑作!

『逢魔が刻 腕貫探偵リブート』
著者:西澤保彦
出版社:実業之日本社
価格:¥1,500(税別)