『バチカン奇跡調査官』シリーズ最新作!メインキャラの秘密が明らかに!

あけましておめでとうございます。ミステリーブログ、今年もよろしくお願い致します。
お正月休みは読書と駅伝に夢中でした。
箱根駅伝を観つつ、CMの合間合間に本を読んでいました。器用な私・・・????
今年初めに紹介するのは、藤木稟さんの『バチカン奇跡調査官』シリーズ最新作、『天使と悪魔のゲーム』です。シリーズ初の短編集です。
短編集といえどもあなどれませんよ!!平賀、ロベルト、ジュリア、サウロ神父、ローレンなど、このシリーズに欠かせないメインキャラクターの過去や秘密が明らかになる!!それがとても面白い!『バチカン奇跡調査官』シリーズファンにはたまらない1冊。

第1話「日だまりのある場所」は、ロベルト・ニコラスの少年時代が描かれている。
心を病んでいたロベルトが、少年時代にサン・ベルナルド寄宿学校で出会った上級生。
彼との友情がロベルトの心を癒す。
やがて、バチカン宮殿で、ロベルトは平賀と運命的な出会いを果たす。
第2話「天使と悪魔のゲーム」は、奇跡調査の時に平賀が頼みにしている、ローレンの物語。ローレンと平賀の出会い、そして信頼関係がどのように結ばれていったのか・・・。謎に包まれたローレンの正体が明らかになりますよ。
第3話「サウロ、闇を祓う手」は、高名なエクソシスト(悪魔祓い師)で知られる、サウロ神父。平賀とロベルトの上司でもある。サウロがいかにしてエクソシストになったのか?サウロ神父の孤独な過去、そして悪魔との生死をかけた闘い!悪魔祓いのシーンは圧巻です。
第4話「ファンダンゴ」は、美貌の青年司祭として、ロベルトと平賀に会うが、実は悪の秘密結社‘ガルドウネ’の一員。悪魔のような司祭、ジュリアの秘密が明らかになります。

心温まるエピソードあり、悪意の余韻を残す恐いエピソードもありと盛りだくさんの『バチカン奇跡調査官』シリーズ最新作です。

『バチカン奇跡調査官 天使と悪魔のゲーム』
著者: 藤木稟
出版社:角川書店
価格:¥552(税別)