ドラマ「SRO」の原作はこれ!「SRO警視庁広域捜査専任特別調査室Ⅰ」

12月9日(月)の夜9時から放送されたドラマ
「SRO 警視庁広域捜査専任特別調査室」とても面白かったです。
原作は、富樫倫太郎さんの「SRO 警視庁広域捜査専任特別調査室Ⅰ」
(中公文庫)。ドラマ化されると設定など、ドラマ用に変更になることが
多いですが、今回はほぼ原作通りの展開。

警察小説好きのはまさき、このシリーズも大好きです。
登場人物がとても個性的で、それぞれバラバラに動いているように
見えるのですが事件捜査になるとひとつにまとまる。
このチームの室長で頼りなさそうな山根新九郎だが、事件解決と犯人逮捕に
並々ならぬ決意を見せる。チーム全員、室長に一目置くようになる。

SROⅠ

ドラマではこの室長を、田辺誠一さんが演じていました。
イメージにぴったり!
またキャリアの副室長を、木村佳乃さんがピシッと演じていて
とても良かった。キャスティングの上手さに脱帽!

日本で起こる猟奇殺人事件や、連続殺人事件もだんだんと
アメリカに近くなり、シリアルキラーは日本にはいないだろうと
思われているが、実は捜査が管轄に縛られて、広域捜査が
出来ないため、発見できていないというのが現実という
設定のもと、物語が進む。
捜査の仕方も今までの警察小説とは少し違い、
犯人像も意外で面白いです。

シリーズは5作品出ているので、ぜひ連続ドラマにしてほしいな。

『SRO 警視庁広域捜査専任特別調査室Ⅰ』
著者:富樫綸太郎
出版社:中央公論新社(中公文庫)
価格:¥800(税別)