衝撃度NO1のサスペンス小説の傑作!

サスペンス小説で、はまさきが一番衝撃を受けた作品です。
「火の粉」。著者は雫井脩介。

最近では映画化された「クローズド・ノート」が有名です。「火の粉」は、超自己中心的な人間の恐ろしさがこれでもか!と描かれている、ある意味ものすごく恐い作品です。

二年前、殺人の罪で裁かれていた男に無罪判決を下した元裁判官。その男が元裁判官の隣家に越してきた・・・。優しく、愛嬌があり、良く気のつくこの男は次第に元裁判官の家族と親しくなっていきます。

しかし・・・!読みすすめていくと、じわじわとおぞましさが背中を這うような不気味な感覚です。中盤以降は衝撃度が増し、ほとんどいっき読み状態。恐いけど面白い!だから止められない。そんな作品です。

はまさきセレクト「ミステリー好き太鼓判!サスペンス小説ベストセレクション」の一押し!

『火の粉』
著者:雫井脩介
出版社:幻冬舎
価格:¥762(税別)