超豪華執筆陣!傑作短編揃い!「Jミステリー2022SPRING」

超豪華執筆陣によるミステリーの短編集が
発売になりました!!!!
東野圭吾・今村昌弘・芦沢央・青柳碧人・
織守きょうや・知念実希人
この輝けるラインナップ!ミステリー好き
にはたまりません!
しかも、文庫書下ろしです。新作です!

個人でリノベーションを手掛ける真世は、
ある女性から、築20年以上のマンション
のリノベーションを依頼された。
しかし、真世は女性に対し何となく
違和感を感じてしまう。
詳細を打ち合わせるために、真世は叔父の
カフェバーを使わせてもらうことに。
しかし、この叔父はただ者ではない。詮索
好きでおせっかい。今回も叔父が余計な
推理を働かせ、女性の秘密を暴こうと画策・・・。
東野マジック炸裂!二転三転の展開は圧巻。
短編なのに凄い読み応え!
「リノベの女」東野圭吾

どうしても別れたくない女性の部屋へ話を
聞いて欲しいと言って上がり込み、感情に
任せ女性を殺してしまった健吾。
後始末で頭を巡らせているときインターホンが
鳴った。どうすればいい?
弁護士と名乗る男が、健吾の隙をついて
女性の部屋へやってきた。女性と約束をしていたらしい。
弁護士は、健吾に色々と質問をしてくる。
これは、刑事コロンボ的展開・・・!と思っていたら
やられた!ありえない展開と結末に絶句。
今村さんじゃないと思いつかない展開!凄い…。
「ある部屋にて」今村昌弘

頭がいい子が育つ家が、たまたま殺人犯が
育った家とイコールだった!?
保育園に通う息子の一番の仲良しの男の子は
殺人犯が育った家に住んでいた・・・・。
エリートの道を歩き続け挫折を知らない
男はたった一度のつまずきで、人生を投げ
殺人犯となった。
その男はまだ捕まっていない・・・。
「家」を巡る‘噂’に翻弄される家族の
姿を描く!ひたひたと近づいてくる
恐怖を見事な心理描写で表している。
「立体パズル」芦沢央

ネズミで地雷撤去!?そんな研究をしている
研究所で爆発事故が起こり、研究所副所長が死んだ。
早速、自称頭がいい警察官・由赤丸警部は
部下とともに調査を始める。
自殺願望が強い女性所長や、爆死した
副所長と反目していた第一発見者の
女性所員など、怪しげな登場人物たち。
由赤丸警部の推理が冴えわたり、驚愕の真相が
明らかになる!
マジックのような密室トリック!
ユーモアとシリアスの絶妙な匙加減。
「むかしむかしあるところに死体がありました」の
著者が描く、瞠目のミステリー。
「叶えよ、アフリカオニネズミ」青柳碧人

出張から戻ってきた夫は、リビングで倒れている
妻を発見。どうも死んでいるようだ。
幼い息子は大丈夫か?息子は隣の和室で眠っていた。
警察に聴取されるが、疑われていると感じた。
果たして夫が犯人なのか?
意外な目撃者の登場で、あまりにも予想外の結末!
夫婦とは何?とちょっと考えさせられるミステリー。
「目撃者」織守きょうや

神の使いの黒猫。地縛霊をあるべき場所に
連れてゆくのが役目。普段は人間の飼い猫と
して暮らしているけれど、地縛霊が出そうな
気配を感じると行動を起こす。
飼い主が旅行に出ることになり、早速行動を
開始。すると強い「腐臭」に導かれ辿り着いた
先に若い男性が首を吊ろうとしていた・・・。
これは地縛霊になると思った黒猫は男に向かって
いった。驚いた男は気絶。黒猫は彼の記憶の
中に入り込み、自殺しようとした理由を探る
すると・・・・。
愛する人への思慕を断つことが出来ず悩み
苦しむ男の姿があった。
この新作短編、なんと途中で終わってる!
続きは、最新作「死神と天使の円舞曲」で
とあった。
あ~またしてもやられた。新作買わないと!
「黒猫と薔薇の折り紙」知念実希人

どの作品も面白すぎてイッキ読み。
こんな豪華なアンソロジー集、読まないと損しますよ~。

『Jミステリー2022SPRING』
著者:東野圭吾/今村昌弘/芦沢央/青柳碧人/織守きょうや/知念実希人
出版社:光文社(文庫)
価格:1,320円 (本体1,200円+税)