シリーズ第2作目、衝撃展開!「悪魔を殺した男」

特殊犯罪対策室で、猟奇殺人事件を
捜査する、天海&阿久津コンビが再び登場!

アメリカで犯罪心理学を学び、
犯罪心理のスペシャリストとして、
警視庁に新たに設立された
特殊犯罪捜査室に呼ばれた、
天海志津香警部補。
相棒は、捜査一課のエースで、
検挙率NO1を誇る、阿久津誠。
彼には、物や人物に触れると
過去が見えるという特殊能力が
備わっていた。
その能力のおかげで、阿久津は
「予言者」と呼ばれていた。

前回の捜査で、数日間しかバディを
組まなかったにも関わらず、
天海と阿久津の間には「相棒」以上の
気持ちが芽生えていた。

天海は新たな事件を抱えていた。
若い女性が顔や頭皮の皮を剥がされて
殺されるという、あまりにも残酷な、
猟奇的皮剥ぎ連続殺人に遭遇。
難事件を予想した、天海は、
かつての相棒・阿久津に遺留品を
視てもらうことに・・・。

天海には、初めの事件の犯人の
目星はついていたが、阿久津の
特殊能力に頼った。
そして、天海は犯人をおびき寄せる
ために、独自に行動を起こす。

特殊犯罪捜査室・室長の大黒から
天海に新たなバディが紹介された。
警察内部監察室の永瀬という男だ。
彼は、警察学校時代阿久津と同期だった。
実は、永瀬は上司から阿久津に本当に
特殊能力があるのかどうか掴んで
来るように言われた、いわばスパイ
のような役割も担っていた。

天海と永瀬、二人で捜査を進めて
ゆくと、警察のさらなる暗部に直面する。

天海と阿久津にとって、誰が味方で
誰が敵なのか?
怪しすぎる人物が多く登場する。

変質者を装って、阿久津を罠にはめる者、
警察による恐ろしい企ての数々。
本当の悪魔は誰か!?
二転三転する展開、
巨悪との息詰まる攻防。

そして、超絶技巧のどんでん返しは圧巻!

『悪魔を殺した男』
著者:神永学
出版社:講談社(文庫)
価格:¥990(本体¥900+税)